シンVPSの料金プランの違いを比較!最適なプランの探し方やキャンペーン使い方を解説

VPSでは後発となるシンVPS。姉妹サービスであるXServer VPSとの違いや、処理性能の高さを考慮したプラン選び、長期利用割引やキャンペーンの適用などを解説。シン・で自分に合った最適なプランの探すガイドをします。

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シンVPSの開催中のキャンペーン・クーポン

クーポン・キャンペーンをご利用時は、必ずサーバー各社の公式サイトにて使用条件をご確認ください。

シンVPS料金プラン一覧

本ガイドは、以下のシンVPSの料金プランを比較・検証し作成しています。各プランの価格は、現在のキャンペーンやクーポンを適用する前の価格です。

VPS・プラン
比較ポイント
スペック
月額料金
開催中のキャンペーン
  • シンVPSの大容量メモリプランのエントリープラン
  • 1GBのVPSとして最安値クラス
1コア1GB30GB
¥325 〜
初期費用: ¥0
  • シンVPSのエントリープラン
  • 512MBのVPSとしてはやや割高
1コア512MB50GB
¥620 〜
初期費用: ¥0
  • 2コア・2GBメモリのエントリープラン
  • 2GBのVPSとして最安値クラス
2コア2GB50GB
¥690 〜
初期費用: ¥0
  • 実用的な「実質的な」エントリープラン
  • GB単価が安い10円未満と安い
2コア1GB100GB
¥820 〜
初期費用: ¥0
  • 3コア・4GBメモリのハイコスパ
  • 高速Webサーバーを低価格て構築可能
3コア4GB50GB
¥980 〜
初期費用: ¥0
  • VPSで人気のスペック
  • GB単価が10円ほどで比較的安い
3コア2GB150GB
¥1,530 〜
初期費用: ¥0
  • 4コア・4GBメモリのプランのメモリを倍増
  • 中規模Webサーバーを高コスパで運用できる
4コア8GB100GB
¥1,900 〜
初期費用: ¥0
  • ミドルクラスのプランに200GBのストレージ
  • 大容量ストレージが不要ならコスパが悪い
4コア4GB200GB
¥3,091 〜
初期費用: ¥0
  • 6コア・16GBメモリのメモリ増し増しプラン
  • キャッシュを増やしたいWebサーバーに最適
6コア16GB100GB
¥3,700 〜
初期費用: ¥0
  • VPSでは大容量に入る400GBストレージを標準装備
  • GB単価はあまり良くない
6コア8GB400GB
¥6,001 〜
初期費用: ¥0
  • 8コア・32GBメモリのハイコスパプラン
  • 大規模サイトも低価格運用可能
8コア32GB100GB
¥9,801 〜
初期費用: ¥0
  • 大規模サイトの運用も視野に入るスペック
  • ストレージを重視するならコスパは悪くない
8コア16GB800GB
¥12,001 〜
初期費用: ¥0
  • シンVPSの最上位プラン
  • メモリGB単価のコスパが最強
12コア64GB100GB
¥19,000 〜
初期費用: ¥0
  • 物理専用サーバークラスのスペック
  • 1.6TBストレージと、VPS最高クラス
12コア32GB1.6TB
¥24,000 〜
初期費用: ¥0

シンVPSの料金プラン・契約ルールを解説

まず最初に、シンVPSの料金プランと各プランのスペック、契約ルールを理解しましょう。

スタンダードプランと大容量メモリプランがある

シンVPSは元々は現在「スタンダードプラン」と呼ばれているプラン群のみでしたが、2025年5月に大容量メモリプランが追加されました。

大まかにプラン構成をvCPUコア数起点で比較すると以下の通りになります。

スタンダードプラン(RAM/SSD)大容量メモリプラン(RAM/SSD)
1コア521MB/50GB1GB/30GB
2コア1GB/100GB2GB/50GB
3コア2GB/150GB4GB/50GB
4コア4GB/200GB8GB/100GB
6コア8GB/400GB16GB/100GB
8コア16GB/800GB32GB/100GB
12コア32GB/1,6TB64GB/100GB

スタンダードプランは「ストレージのGB単価が安い」という特徴があり、大容量メモリプランは「メモリのGB単価が安い」という特徴があります。

つまり、VPSサーバーを使う際は「ストレージが欲しい」場合と「メモリが欲しい」場合が分かれるため、用途によって選ぶプランが変わるという点を覚えておきましょう。

スタンダードプランは同等vCPU・メモリの他社VPSよりも料金が高め

シンVPSの「スタンダードプラン」は、vCPU・メモリが同等スペックの他社VPSよりも料金が高く設定されています。その理由はストレージ容量が非常に大きいからです。

他社VPSでは上位プランになってもストレージ容量は100GB程度が一般的ですが、シンVPSの場合、プランをアップグレードする度にストレージ容量が増えていき、最上位の32GBプランではなんと1.6TBものストレージが付与されます。

その意味では、シンVPSは「ストレージが強いVPS」と言え、ストレージの分が料金に乗せてあると考えると納得できます。

大容量メモリプランは同等vCPU・メモリの他社VPSよりも安い

逆に、ストレージを抑えてメモリを増強した大容量メモリプランは、搭載メモリで同等スペックの競合VPSと比較するとほとんどのケースで最安値になる程、コストパフォーマンスが高いプランになっています。

メモリが多い分、競合VPSよりもコア数は1〜2コア少ないことがありますが、それでもメモリが重要になるWebサーバー用途では、コア数が少なくても十分なパフォーマンスを発揮します。

姉妹サービス・XServer VPSとの違いを確認

エックスサーバーが運営するVPSは、このシンVPSと、XServer VPSの二つのサービスがあります。

似たようなサービスですが、両者には明確な違いがあります。

プラン512MB1GB2GB4GB8GB16GB32GB64GB
シンVPS1コア
512MB
30GB
2コア
1GB
100GB
3コア
2GB
150GB
4コア
4GB
200GB
6コア
8GB
400GB
8コア
16GB
800GB
12コア
32GB
1,600GB
-
XServer VPS--3コア
2GB
50GB
4コア
4GB
100GB
6コア
8GB
100GB
8コア
16GB
100GB
12コア
32GB
100GB
24コア
64GB
100GB

両者の主な違いは、

  1. シンVPSには1GB以下の下位プランがある
  2. XServer VPSには64GBの最上位プランがある
  3. シンVPSの方がストレージ容量が大きい
  4. プラン価格はシンVPSの方が高め

という点です。

つまり、「下位プランからスタートしたい」「ストレージ容量を重視する」というのであればシンVPSが、それ以外の一般的なVPSの用途ならXServer VPSが向いているということになります。

また、シンVPSにはXServer VPSにはない最低利用期間3ヶ月の設定がある点も、契約前に確認しておきたいポイントです。

長期利用割引は大きくない

VPSや共有レンタルサーバーでは、契約期間が長いほど料金が安くなる「長期利用割引」で大幅に安くなるケースがありますが、シンVPSは長期利用割引はありますが、スタンダードプランの割引率は20%ほどとあまり大きくありません。逆に大容量メモリプランは30%程度割引されることもあり、大容量メモリプランの方が長期利用割引は大きくなっています。

プラン変更は「アップグレード」のみに対応

姉妹サービスであるXServer VPSは、プランのアップグレードだけでなく、2GBプランを除くプランへのダウングレードにも対応していますが、シンVPSはプランのアップグレードのみに対応。ダウングレードには対応していません。

シンVPSはプランごとにストレージ容量も異なるため、技術的にもダウングレードは難しいのは仕方ありませんが、頻繁にプラン変更をする予定の場合は注意しましょう。

シンVPSの最適なプランの選び方

まず最初に「ストレージ」か「メモリ」かを判断しよう

先ほど解説した通り、シンVPSはスタンダードプランであれば「プランが上がるごとにストレージ容量が増えてい」、大容量メモリプランなら「メモリが倍増する」というプラン構成になっています。

そのため、まず最初に「ストレージ」か「メモリ」かを判断するのがベストです。

ストレージが重要な場合はスタンダードプランで十分にコスパが高いですが、大容量ストレージが不要な用途の場合は、コスパは悪くなります。

逆に、大容量メモリプランはストレージが削減されているため、ストレージを多く使う場合には、オプション追加をすることになってコスパが悪くなります。

そのため、最初にどちらのプランにするかを判断するのが重要です。

必要なスペックを判断しよう

将来的にシンVPSのストレージ容量が必要になると判断できたら、次に必要なスペックを判断します。

現在他社VPSを利用しているなら、シンVPSが4.2倍の処理性能があるという点を考慮した上でプランを決めましょう。ただし、処理性能はCPUの性能を示しているだけなので、メモリ容量が重要な使い方をする場合は、一般的なVPSと同様メモリ容量を基準にプランを決めるのがベストです。

長期利用割引は契約時に適用するのがベスト

VPSサービスは、契約途中でキャンペーン割引が適用されるケースや、スナップショットイメージから新規インスタンスを作成することで、新規サーバーとしてキャンペーン割引を受けることができるケースもありますが、シンVPSではそれができません。

というのも、シンVPSはインスタンスごとに独立した仕様になっているため、スナップショットを他のサーバーで使うことができません。また、キャンペーンは新規契約インスタンスを対象としているため、既存のインスタンスにキャンペーン価格は適用されません。

もし長期間使う前提なのであれば、新規契約時にキャンペーン価格の長期利用割引で契約するのが一番コストが安くなります。

キャンペーン価格で安く入っておいて、あとでプラン変更をすれば、残額の差額を支払うだけなので、コスパは悪くありません。

シンVPSの料金プランに関するよくある質問

Q.

シンVPSは後からプラン変更できる?

A.

シンVPSはプランのアップグレード(スケールアップ)のみに対応しています。プランのダウングレードには対応していません。

ちなみに、姉妹サービスのXserver VPSはプランのダウングレード(2GBプランへのダウングレード以外)にも対応しています。

Q.

シンVPSはストレージを増設できる?

A.

シンVPSにはストレージ増設(NVMe SSD)オプションが設定されています。100GBあたり1100円で、500GBまで増設ができるため、32GBプランなら最大で2.1TBまでストレージを拡張できます。

Q.

ストレージ以外が同じスペックならXserver VPSとシンVPSのどちらが安い?

A.

シンVPSはいわば「Xserver VPSのストレージ強化VPS」なので、ストレージを除外したスペックが同じならXserver VPSの方が安くなります。

シンVPSの詳しい情報はこちら

シンVPSのイメージVPS

シンVPS

国内人気レンタルサーバー事業者エックスサーバーが手がけるVPSサービス「シンVPS」。後発サービスならではの、豊富な機能とハイスペックなサーバーが魅力です。

料金プラン

  • 512MB
    月額:620円 (初期費用:無料)
  • 1GB
    月額:820円 (初期費用:無料)
  • 2GB
    月額:1,530円 (初期費用:無料)

他のプランも見る

ポイント

  • スペックと価格のバランスがよく、守備範囲が広いVPS

  • シンVPSはXServer VPSよりもエントリー寄りのプラン構成

  • XServer VPSよりもやや高めの価格設定だが、ストレージ1GBあたりのコスパが高い

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シンVPSの支払い方法

各支払い方法の請求タイミングや請求タームなどはサービスごとに異なります。契約前に、必ず公式サイトでチェックしてください。

直接払い

使った分のサーバー費用を、都度、直接支払う、ベーシックな支払い方法

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