シン・VPSの料金プランの違いを比較!最適なプランの探し方やキャンペーン使い方を解説

VPSでは後発となるシン・VPS。姉妹サービスであるXserver VPSとの違いや、処理性能の高さを考慮したプラン選び、長期利用割引やキャンペーンの適用などを解説。シン・で自分に合った最適なプランの探すガイドをします。

公開日: 2023.11.3

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シン・VPSの開催中のキャンペーン・クーポン

クーポン・キャンペーンをご利用時は、必ずサーバー各社の公式サイトにて使用条件をご確認ください。

シン・VPS料金プラン一覧

本ガイドは、以下のシン・VPSの料金プランを比較・検証し作成しています。各プランの価格は、現在のキャンペーンやクーポンを適用する前の価格です。

VPS・プラン
比較ポイント
スペック
月額料金
開催中のキャンペーン
  • シン・VPSのエントリープラン
  • 512MBのVPSとしてはやや割高
1コア512MB30GB
¥620 〜
初期費用: ¥0
  • 実用的な「実質的な」エントリープラン
  • GB単価が安い10円未満と安い
2コア1GB100GB
¥820 〜
初期費用: ¥0
  • VPSで人気のスペック
  • GB単価が10円ほどで比較的安い
3コア2GB150GB
¥1,530 〜
初期費用: ¥0
  • ミドルクラスのプランに200GBのストレージ
  • 大容量ストレージが不要ならコスパが悪い
4コア4GB200GB
¥3,091 〜
初期費用: ¥0
  • VPSでは大容量に入る400GBストレージを標準装備
  • GB単価はあまり良くない
6コア8GB400GB
¥6,001 〜
初期費用: ¥0
  • 大規模サイトの運用も視野に入るスペック
  • ストレージを重視するならコスパは悪くない
8コア16GB800GB
¥12,001 〜
初期費用: ¥0
  • 物理専用サーバークラスのスペック
  • 1.6TBストレージと、VPS最高クラス
12コア32GB1.6TB
¥24,000 〜
初期費用: ¥0

シン・VPSの料金プラン・契約ルールを解説

まず最初に、シン・VPSの料金プランと各プランのスペック、契約ルールを理解しましょう。

同等vCPU・メモリの他社VPSよりも料金が高め

シン・VPSは、vCPU・メモリが同等スペックの他社VPSよりも料金が高く設定されています。その理由はストレージ容量が非常に大きいからです。

他社VPSでは上位プランになってもストレージ容量は100GB程度が一般的ですが、シン・VPSの場合、プランをアップグレードする度にストレージ容量が増えていき、最上位の32GBプランではなんと1.6TBものストレージが付与されます。

その意味では、シン・VPSは「ストレージが強いVPS」と言え、ストレージの分が料金に乗せてあると考えると納得できます。

姉妹サービス・Xserver VPSとの違いを確認

エックスサーバーが運営するVPSは、このシン・VPSと、Xserver VPSの二つのサービスがあります。

似たようなサービスですが、両者には明確な違いがあります。

プラン512MB1GB2GB4GB8GB16GB32GB64GB
シン・VPS1コア
512MB
30GB
2コア
1GB
100GB
3コア
2GB
150GB
4コア
4GB
200GB
6コア
8GB
400GB
8コア
16GB
800GB
12コア
32GB
1,600GB
-
Xserver VPS--3コア
2GB
50GB
4コア
4GB
100GB
6コア
8GB
100GB
8コア
16GB
100GB
12コア
32GB
100GB
24コア
64GB
100GB

両者の主な違いは、

  1. シン・VPSには1GB以下の下位プランがある
  2. Xserver VPSには64GBの最上位プランがある
  3. シン・VPSの方がストレージ容量が大きい
  4. プラン価格はシン・VPSの方が高め

という点です。

つまり、「下位プランからスタートしたい」「ストレージ容量を重視する」というのであればシン・VPSが、それ以外の一般的なVPSの用途ならXserver VPSが向いているということになります。

また、シン・VPSにはXserver VPSにはない最低利用期間3ヶ月の設定がある点も、契約前に確認しておきたいポイントです。

長期利用割引は大きくない

VPSや共有レンタルサーバーでは、契約期間が長いほど料金が安くなる「長期利用割引」で大幅に安くなるケースがありますが、シン・VPSは長期利用割引はありますが、割引率は20%ほどとあまり大きくありません。

ただ、シン・VPSが「競合比で4.2倍の処理性能がある(シン・VPS調べ)」という点を考えると、むしろ通常料金がすでに安いとも言えます。

プラン変更は「アップグレード」のみに対応

姉妹サービスであるXserver VPSは、プランのアップグレードだけでなく、2GBプランを除くプランへのダウングレードにも対応していますが、シン・VPSはプランのアップグレードのみに対応。ダウングレードには対応していません。

シン・VPSはプランごとにストレージ容量も異なるため、技術的にもダウングレードは難しいのは仕方ありませんが、頻繁にプラン変更をする予定の場合は注意しましょう。

シン・VPSの最適なプランの選び方

まず最初にどれくらいのストレージ容量が必要かを判断しよう

先ほど解説した通り、シン・VPSはプランが上がるごとにストレージ容量が増えていき、料金プランも一般的なVPSの料金よりも高くなっていきます。

そのため、まず最初にストレージ容量がどれくらい必要なのかを判断するのがベストです。

将来的にストレージ容量が100GB程度で収まると判断できるなら、シン・VPSではなく姉妹サービスのXserver VPSや他社VPSの方がコスパは高くなります。

必要なスペックを判断しよう

将来的にシン・VPSのストレージ容量が必要になると判断できたら、次に必要なスペックを判断します。

現在他社VPSを利用しているなら、シン・VPSが4.2倍の処理性能があるという点を考慮した上でプランを決めましょう。ただし、処理性能はCPUの性能を示しているだけなので、メモリ容量が重要な使い方をする場合は、一般的なVPSと同様メモリ容量を基準にプランを決めるのがベストです。

長期利用割引は契約時に適用するのがベスト

VPSサービスは、契約途中でキャンペーン割引が適用されるケースや、スナップショットイメージから新規インスタンスを作成することで、新規サーバーとしてキャンペーン割引を受けることができるケースもありますが、シン・VPSではそれができません。

というのも、シン・VPSはインスタンスごとに独立した仕様になっているため、スナップショットを他のサーバーで使うことができません。また、キャンペーンは新規契約インスタンスを対象としているため、既存のインスタンスにキャンペーン価格は適用されません。

もし長期間使う前提なのであれば、新規契約時にキャンペーン価格の長期利用割引で契約するのが一番コストが安くなります。

キャンペーン価格で安く入っておいて、あとでプラン変更をすれば、残額の差額を支払うだけなので、コスパは悪くありません。

シン・VPSの料金プランに関するよくある質問

Q.

ストレージ以外が同じスペックならXserver VPSとシン・VPSのどちらが安い?

A.

シン・VPSはいわば「Xserver VPSのストレージ強化VPS」なので、ストレージを除外したスペックが同じならXserver VPSの方が安くなります。

Q.

シン・VPSはストレージを増設できる?

A.

シン・VPSにはストレージ増設(NVMe SSD)オプションが設定されています。100GBあたり1100円で、500GBまで増設ができるため、32GBプランなら最大で2.1TBまでストレージを拡張できます。

Q.

シン・VPSは後からプラン変更できる?

A.

シン・VPSはプランのアップグレード(スケールアップ)のみに対応しています。プランのダウングレードには対応していません。

ちなみに、姉妹サービスのXserver VPSはプランのダウングレード(2GBプランへのダウングレード以外)にも対応しています。

シン・VPSの詳しい情報はこちら

シン・VPSのイメージVPS

シン・VPS

国内人気レンタルサーバー事業者エックスサーバーが手がけるVPSサービス「シン・VPS」。後発サービスならではの、豊富な機能とハイスペックなサーバーが魅力です。

料金プラン

  • 512MB
    月額:620円 (初期費用:無料)
  • 1GB
    月額:820円 (初期費用:無料)
  • 2GB
    月額:1,530円 (初期費用:無料)

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ポイント

  • スペックと価格のバランスがよく、守備範囲が広いVPS

  • シン・VPSはXserver VPSよりもエントリー寄りのプラン構成

  • Xserver VPSよりもやや高めの価格設定だが、ストレージ1GBあたりのコスパが高い

詳しく見る

シン・VPSの支払い方法

各支払い方法の請求タイミングや請求タームなどはサービスごとに異なります。契約前に、必ず公式サイトでチェックしてください。

直接払い

使った分のサーバー費用を、都度、直接支払う、ベーシックな支払い方法

  • クレジットカード