XServer VPSの料金プランの違いを比較!最適なプランの探し方、同等スペックの競合との比較
VPSでは後発となるXServer VPSは、同等スペックでも処理性能は倍以上。処理性能の違いを考慮したプラン選びや、長期利用割引やキャンペーンの適用などを解説。XServer VPSで自分に合った最適なプランの探すガイドをします。
XServer VPS料金プラン一覧
本ガイドは、以下のXServer VPSの料金プランを比較・検証し作成しています。各プランの価格は、現在のキャンペーンやクーポンを適用する前の価格です。
失敗しない!XServer VPSの料金プランの決め方と流れ
XServer VPSは、シンプルな料金プランと割引制度でプラン選びもそこまで難しくなく、誰でも気軽にレンタル可能なVPSです。
ただ、以下の流れでプランを決めることで、より最適なプラン、より低コストなプランを選ぶことができます。
- 料金プランや契約ルールを理解する
- 必要なスペックを推定する
- 一つ下のプランでメモリが問題ないかを検証する
- 最初の契約プランを決める
- 1ヶ月ほどテスト環境で試験運用する
- キャンペーンを使って長期利用割引で契約する
XServer VPSの料金プラン・契約ルールを解説
まず最初に、XServer VPSの料金プランと契約ルールを理解しましょう。
プランのアップグレードだけでなくダウングレードもできるが・・・
XServer VPSは、プランのアップグレードだけでなくダウングレードにも対応。しかも、どちらも契約期間途中でも可能なため、すぐにプラン変更をして対処が可能です。
ただし、ダウングレードは2GBプランへのダウングレードはできません。そのため、最初に4GBプランを選ぶとダウングレードはできないということになります。
2GBプランへの変更は対応しておりませんので、再度ご希望のプランをお申し込みいただき、移転作業をしていただく必要があります。
また、プランをダウングレードした際に、差額の返金もされないため、ダウングレードはタイミング次第では損をしてしまいます。
XServer VPSには時間課金・試用期間がない
VPSや共有レンタルサーバーには、試用期間や時間単位課金が用意されていることが多いですが、XServer VPSにはそのどちらも設定されていません。つまり、契約した時点で一ヶ月以上の利用料金の支払いが確定します。
最低利用期間は設定されていないため、最低1ヶ月分の利用料金で済みますが、無料、もしくは低価格で性能テストはできないという点は覚えておきましょう。
長期利用割引は大きくない
VPSというと長期利用割引を全面に出して「実質の月額料金を安く見せる」というのが、よくある宣伝手法ですが、その点でいうとXServer VPSは長期利用割引はキャンペーンでも最大で30%OFFほどとそこまで大きくありません。
ただ、XServer VPSの処理性能を考えたら「一つ下のプランでも問題ない」という点を考えると、仮に単月契約の料金でも競合VPSサービスよりも安くなります。
そのため、まずは「最適なプランを選ぶ」ことが最終的にコスト削減につながります。
XServer VPSの最適なプランの選び方
ここまでXServer VPSの料金プランや契約ルールについて解説してきました。次からは、実際のプランの選び方をガイドします。
「4.9倍の処理能力」も含めて、必要なスペックを想定しよう
どのVPSでもそうですが、まずは自分の用途に必要なスペックを想定します。
通常のVPSであれば、現在使っているプランに近いスペックで選びますが、XServer VPSは最新のAMDサーバーに収容されているため「競合VPSの4.9倍の処理能力(XServer調べ)」があります。
XServer VPSのプランは一般的なVPSと同じコア数・メモリ容量で構成されているため、単純に処理性能だけを考えたら「競合VPSの二つくらい下のプランでもOK」となりますが、不特定多数がアクセスするサーバーの運用は処理性能だけでなくメモリ容量が非常に重要になります。
そのため、運用に必要なメモリ容量が十分ではない場合は、いくら高い処理性能があってもメモリ容量がボトムネックになって処理性能を活かすことができません。
その点を考慮した上で、どれくらいプランを下げられるかがポイントになります。
ダウングレードの制限を考慮してプランを選ぼう
先ほど解説した通り、XServer VPSはプランのアップグレードだけでなく、ダウングレードにも対応していますが、2GBプランへのダウングレードができません。
そのため、契約するプランを4GBプランにする場合、オーバースペックだった際にプラン変更はできず、新たに2GBプランのサーバーを契約して、データを移行をする必要が出てきます。
4GB以上のメモリ容量が必要な場合は最初から4GBプランで問題ないですが、2〜3GB程度のメモリでも運用できそうなら、敢えて2GBプランでスタートして、ダメそうなら即アップグレードをするというのも一つの手です。
8GBプラン以上を選ぶ場合は「一つ下のプラン」を検討しよう
XServer VPSの「競合VPSの4.9倍高速(XServer調べ)」な処理能力を考えると、他社VPSで8GBプラン以上を使っている場合は「一つ下のプラン」を検討してみましょう。4GBプランならメモリがボトムネックになりにくくなります。
具体的には、現在使っているVPSのコントロールパネルなどで、メモリ使用量を確認しましょう。
もし、メモリ使用量が最大メモリの70%程度で収まっているなら、XServer VPSではメモリの最適化やSWAPの設定をすることで、一つ下のプランでも問題ない場合があります。
上位プランになるほど「一つ下のプラン」の価格差が大きくなるため、ここをしっかりと見極めることで最大でVPS費用を半分ほどにできる場合もあります。
XServer VPSの長期利用契約のタイミングとキャンペーンの上手な使い方
まずは単月契約でテスト運用をしよう
XServer VPSはサーバーの処理能力が高いため、どれくらいの処理能力があるのか、どのプランが最適なのかを1ヶ月ほどテスト運用をして、できるだけ下のプランで運用をするようにすれば、他社VPSの半額程度でVPSを運用することも可能です。
ただ、最初から適切なプランを想定するのは難しいため、できれば単月契約でテスト運用をしてみましょう。XServer VPSにはお試し期間や時間課金がないため、本番ではなく、テスト環境で1ヶ月試用するのがベストです。
キャンペーン適用するなら「サーバー移転」が必要
次に注意したいのが、XServer VPSのキャンペーンは「初回契約時」が条件のことが多いという点です。
これは新規契約全般なので、既存ユーザーでも新規サーバーを申し込めば対象になりますが、既存サーバーを長期利用契約に変更しても、キャンペーンの割引対象にはなりません。
そのため、キャンペーンを適用させたいなら、テスト運用したサーバーからデータ移転をする必要があります。
XServer VPSにはサーバーのイメージ保存機能がありますが、サーバー・インスタンスごとに保管されているため、他のサーバーで利用することができません。そのため、手動でデータ移転をする必要があります。
ベストは「テストをして」「キャンペーンで長期契約を新規申し込み」
ここまでみてきた通り、XServer VPSでお得なキャンペーンを利用するなら、
- テスト環境で最低スペックでの運用できるか試す
- プランを決めて、キャンペーンを利用して長期利用割引を最大化させて契約
というのがベストな流れです。
最初からキャンペーンを使って長期契約をしても良いですが、ダウングレードする際に差額の返金がないため、まずは単月で使ってみて性能を体感してから、長期利用契約をするのがおすすめです。
XServer VPSの料金プランに関するよくある質問
Xserver VPSにはストレージ増設オプションがある?
Xserver VPSは月額2,750円でストレージを200GB増設できます。200GB以上追加することはできないため、大容量ストレージを使いたいなら、姉妹サービスのシン・VPSを使うのがベストです。
Xserver VPSは他社より4倍以上高速なら下位プランでも他社より高速?
Xserver VPSの言う「他社より4倍以上高速」はCPUの処理速度をベンチマークした結果になるので、CPU処理だけで見れば高速です。
ただし、VPSでサイトを運用する際にCPU性能だけでなくメモリ容量やネットワーク速度も重要になるため、必ずしもXserver VPSの下位プランが他社VPSよりも高速とは限りません。
Xserver VPSとシンVPSは何が違う?
Xserver VPSとシンVPSプラン構成と各プランのストレージ容量、プラン変更の対応、最低利用期間などが異なります。
Xserver VPSは2GBプランからスタートして64GBプランまで、シンVPSは512MBプランからスタートして32GBプランまで、ストレージはシンVPSの方が大幅に多く付与されます。
プラン変更の対応と最低利用期間については、Xserver VPSが最低利用期間一ヶ月でプランのアップグレード、ダウングレードに対応する一方で、シンVPSは最低利用期間3ヶ月でプランのアップグレードのみに対応します。
XServer VPSの詳しい情報はこちら
XServer VPSの支払い方法
各支払い方法の請求タイミングや請求タームなどはサービスごとに異なります。契約前に、必ず公式サイトでチェックしてください。
直接払い
使った分のサーバー費用を、都度、直接支払う、ベーシックな支払い方法
- クレジットカード
- ペイディ・あと払い
プリペイド
事業者に対して利用料金に使えるクレジットを予めチャージする支払い方法
- ペイディ・あと払い
- クレジットカード
- 銀行振込
- コンビニ払い
- ペイジー