Gitlab Pagesをwwwのみで運用する方法
公開日: 2020.9.1
Gitlab Pagesをwwwのみで運用する方法をまとめました。URL正規化することでSEO効果が期待できます。
Gitlab Pagesとwwwのあり・なしの正規化
SEOでは重複コンテンツを回避するために、wwwのあり・なしを正規化することが求められます。
Gitlab Pagesでは、一つのプロジェクトに複数のドメインを紐付けできるため、wwwあり・なし両方のドメインを登録はできますが、リダイレクト機能がないため正規化ができません。同じ静的サイトホスティングでも、Netlifyはデフォルトとでどちらに正規化するかを設定が可能です。
Gitlab Pagesの事例だと、ルートドメインに正規化する事例が多いので、その逆のwwwドメインに正規化する方法をまとめました。
なお、Gitlab Pagesにリダイレクト機能がない以上、Gitlab Pagesだけでは対処が出来ません。今回はCloudflareと組み合わせて対処します。
設定方法
Gitlab Pagesにドメインを登録する
まずは、メインとなるwwwサブドメインと、リダイレクト元であるルートドメインの両方をGitlab Pagesに登録します。DNSでの認証も済ませておきます。
この状態では、wwwあり・なしどちらも同じページが表示されるため、URLの重複が発生しています。
Cloudflareのページルールで301リダイレクト
ネームサーバーにCloudflareを使って、Cloudflareのページルール機能で、ルートドメインのアクセスを全てwwwありにリダイレクトさせます。
Cloudflareのページルール機能の使い方については下記の記事をどうぞ。

Cloudflareを使ってwwwあり・なしURLを正規化する方法
ユーザービリティやSEOを考えると、URLの正規化は重要です。今回は、サーバーレスなどでリダイレクトが使えない時に、Cloudflareを使ってwwwあり・なしURLを正規化する方法をご紹介します。
サイト内でcanonicalタグを入れる
基本的には301リダイレクトしているので正規化はできていますが、検索エンジンに正規のURLを伝えておきます。
HTMLのheadにcanonicalタグを入れます。
<link rel="canonical" href=wwwありのURL">
これで検索エンジンに正規化シグナルを送ることが出来ます。
Search Consoleで正規化は不要
Google ウェブマスターツール時代はサイト設定に「使用するドメイン」という設定項目がありましたが、Search Consoleで機能がなくなったので、設定は不要です。
Gitlab Pagesをwwwのみで運用する方法をみてきました。
メインドメインをwwwあり・なしどちらにするかは好みの問題ですが、wwwありのみにしたい場合は、参考にしてみてください。
価格は記載がある場合を除き、すべて税込みです。
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