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最強最安値VPSを探せ!月額500円未満のVPSを徹底比較

更新日: 2023.9.12公開日: 2020.6.22

月額500円未満のワンコインで利用できるVPSを、国内・海外サービスも含めて徹底比較!価格だけでなく、スペックや機能、用途や拡張性なども合わせて比較しています。

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単月契約でワンコインなVPS

NTT WebArena Indigo

時間単位のレンタルもできて月額最安値319円という激安VPS。

2022年4月に登場したWebArena Indigoの最安値プラン「768MB」プランは1vCPU、20GB SSD、768MBメモリでIPv6のみで319円(297円から値上げ)、一つ上の「1GB」プランでも月額449円(2023年に7月に349円から値上げ)で、1vCPU、20GB SSD、1GBメモリでIPv4提供となっています。

500円未満のワンコインVPSとしては「1GB」プランが最有力候補です。

スナップショットやファイアウォールなど基本的な機能は揃っていますが、VPS同士の連結ができなかったり、ロードバランサーが提供されていなかったりと、VPSの機能としてはやや少ない印象です。また、サーバープランのアップグレードにも対応していない(スナップショットからの複製には対応)のも、長期間使う上ではデメリットになるでしょう。

ただ、価格面で競合VPSと比較しても圧倒的に安いというメリットは大きいですし、機能が少ないと言っても「VPSに機能を求めない or 制限があっても使いこなせる」という人には問題ないレベルの、必要な機能はきちんと揃っているため、コスパは圧倒的に高い言えます。

レンタルサーバー代わりとしてや、開発用のテストサーバーなどには十分なVPSなので、1台契約しておいても良いレベルです。

WebARENA Indigo

国内の大手サーバーベンダーであるNTTPCコミュニケーションズが手がけるVPSサービス。VPSサーバーとして必要な機能に絞り込むことで、国内最安値クラスの料金を実現しつつ、安定して使いやすいVPSサーバーになっています。

なお、最安値プラン「768MB」プランは、IPv6アドレスのみ提供となっているので注意しましょう。

KAGOYA CLOUD VPS

レンタルサーバーから専用サーバーまで、幅広くサーバー事業を展開する国内企業カゴヤが運営するVPSサービスがKAGOYA CLOUD VPS。

最安値の1GBプランは月額550円でワンコインをちょっと超えてしまいますが、スケールアップに対応していたり、ローカルネットワークの構築が出来たりと、サービス名の通りクラウドに近い使い方が出来る点を考えたら驚異的なコスパです。

VPSというイメージがあまり強くないKAGOYAですが、コスパと長期的な運用が可能な拡張性の高さ、充実したサポートを考えると、実は格安VPSサービスではNTT WebArena Indigoと共にファーストチョイスと言えます。

KAGOYAクラウド VPS

国内大手サーバーベンダーのカゴヤが手がけるVPSサーバー「KAGOYAクラウド VPS」。月額550円のハイコスパプランから12コアvCPUのハイスペックプランまであり、拡張性も高いことからライトユースから本格利用まで幅広く対応できます。

ConoHa VPS

使いやすいプラン構成、管理画面、多彩な機能で今や人気定番VPSとなったConoHa VPS。500円未満で契約できるのは、最安値プランである512MBプランのみで、他のワンコインプランがあるVPSよりかはサーバースペックが低めなのがデメリット。

ただ、後述する長期利用割引を適用すれば他のプランも選択肢に入るので、そちらも加味して選ぶようにしましょう。

ConoHa VPS

「時間料金」「豊富なテンプレート簡単立ち上げ」など、他社サービスに先行してVPSをより使いやすくしたVPSサービス「Conoha VPS」。登録アカウント数が55万人を突破し、名実共に国内VPSベンダーの中でも人気上位VPSとなっています。

DTI ServersMan@VPS

こちらもかなり早い段階から月額500円クラスのVPSを提供していたサービス。一時期はワンコインVPSの代名詞的な存在でした。

最安値のPetitプランならメモリ256MBで月額350円、Entryプランでも月額467円で仮想2コア・メモリ1GBのVPSが利用できます。

オプションがメモリ・ストレージの追加くらいしか利用できず、最新のVPSサービスとしては機能がかなり制限されているので、用途はかなり制限されます。

また、VPSの在庫があまり豊富でなく、在庫切れになることもあるので、気軽にVPSサーバーが追加できないのもデメリット。

DTI ServersMan@VPS

Vultr

かなり早い段階から5ドル未満のVPSプランを提供していたのがVultr。海外のサービスですが、日本にもサーバーがあるので安心して使えます。ワンコインVPSを探し求めてたどり着く方も多いVPSです。

ただし、月額2.5ドルの最安値プランは東京リージョンでは提供されていないので、月額5ドルのプランからになります。また、月額2.5ドルの最安値プランはIPv4が提供されないので、用途がかなり限定されるのも要注意です。

プライベートネットワークの構築や、自動バックアップやDDOSプロテクション、スナップショットからの新規サーバーの作成など、VPSに欲しい機能は一通り揃っている(むしろ、クラウドに近い感覚で使えるほど豊富)ので、500円未満のVPSに「VPS以上クラウド未満の機能」を求めるのであれば、ファーストチョイスでしょう。

Vultrをまだ使ったことがないという方は、下記のリンクから新規登録すると、100ドル分のクレジットがもらえますので、試してみても良いかと思います。

Vultr VPS

VPSやクラウドGPU、ベアメタルサーバーなどを手がけるVultrのVPSサービス。月額2.5ドルという破格な料金プランも人気です。

Google Compute Engine (GCE)

Google Cloud Platformの仮想サーバー(VPS)サービス。

500円未満のワンコインVPSというイメージはないかもしれませんが、f1-microシリーズであれば、東京リージョンでも月額4.70ドルで借りることができます。仮想0.2コア、メモリ0.6GBとかなり貧弱なサーバーですが、負荷の少ないサイトの運用ならありです。

ただし、月額5ドル近く出すのであれば、NTT WebArena Indigoなど他のVPSを使ったほうがコスパは高いですが、GCEの最大のメリットはクラウドであることの拡張性です。

また、最大で24時間しか使えず勝手にシャットダウンしてしまう「プリエンプティブ」なインスタンスであれば、E2シリーズのe2-small(仮想2コア、2GBメモリ)が月額500円程度の4.71ドルで借りることができます。

アクセスが増えたらワンクリックでアップグレードもできますし、複数サーバーでのクラスタやGoogle App Engineなどの他のサービスとの連動で、多くのカスタマイズができます。

また、アメリカリージョンf1-microのf1-microインスタンスであれば、Always Freeという制度で無料運用することも可能です。フロントに完全無料のf1-microインスタンスでクラスタマスターを組んで、プリエンプティブなE2シリーズを組み合わせるなどすれば、基本月額コストは500円ほどで、負荷の増減に強いサーバー群を組むこともできます。

Google Compute Engine (GCE)

長期契約で「実質ワンコイン」なVPS

ConoHa VPS

単月契約でのワンコインプランは競合VPSよりもスペック面で弱かったConoHa VPSですが、長期割引適用時に500円未満になるプランは、

  1. 512MBプラン:296円(36ヶ月契約時)
  2. 1GBプラン:492円(36ヶ月契約時)
  3. 2GBプラン:484円(36ヶ月契約時)

の3つがあり、圧倒的にコスパが高くなります。しかも、36ヶ月契約になると、なぜか2GBプランの方が1GBプランよりも安くなり、エントリークラスのVPSとしては圧倒的に最安値クラスの価格に。

長期利用をするのであれば、ConoHa VPSの2GBプラン一択と言っても過言ではありません。

ConoHa VPS

「時間料金」「豊富なテンプレート簡単立ち上げ」など、他社サービスに先行してVPSをより使いやすくしたVPSサービス「Conoha VPS」。登録アカウント数が55万人を突破し、名実共に国内VPSベンダーの中でも人気上位VPSとなっています。

GMOクラウド VPS

数少ない無料お試しが出来るVPSサービスであるGMOクラウド VPSのV0プランは、単月契約では666円ですが、12ヶ月契約だと545円とほぼワンコインの価格に。

GMOクラウド VPSは、仮想1コアから24コアまで対応するプランの豊富さが魅力かつプランアップグレードに対応するVPSなので、とりあえず最安値のV0プランからスタートしてみて、少しずつアップグレードするのもアリです。

GMOクラウド VPS

サーバー管理ツール「Plesk」を搭載しサーバー管理がしやすいVPSサービス「GMOクラウド VPS」。初期費用無料で、14日無料お試しが出来るなど、初めての方でも手軽にスタートできるVPSです。

月額500円未満のVPSまとめ

サービス契約期間最安値最安値スペック課金体系国内サーバーオプションの豊富さ
NTT WebArena Indigo1ヶ月319円1コア・768MBメモリ時間単位
KAGOYA CLOUD VPS1ヶ月550円1コア・1GBメモリ時間単位
ConoHa VPS1ヶ月440円1コア・512MBメモリ月単位
DTI ServersMan@VPS1ヶ月350円1コア・256MBメモリ月単位
Vultr1ヶ月5ドル1コア・1GBメモリ時間単位
Google Compute Engine1ヶ月4.70ドル0.2コア・0.6GBメモリ時間単位
ConoHa VPS36ヶ月484円3コア・2GBメモリ月単位
ConoHa VPS36ヶ月492円2コア・1GBメモリ月単位
GMOクラウド VPS36ヶ月545円1コア・512MBメモリ月単位

とりあえずのVPSサーバーなら「NTT WebArena Indigo」

とりあえず自由に使えるVPSサーバーを500円未満でというなら、NTT WebArena Indigoがおすすめ。課金体系も時間単位なので気軽にレンタルできます。

将来的な拡張性は低いですがVPSとして必要な最低限のスペックは備えているので、アクセスの少ないサイトや遊びのテストサイトなどに使うのも良いでしょう。

逆に、複数サーバー構成(WebサーバーとDBサーバーの分離)やロードバランサを利用した負荷分散などはできないので、そこまで見込むのであれば将来的にはNTT WebArena Indigoから別のVPSサービスに移転する前提になるでしょう。

WebARENA Indigo

国内の大手サーバーベンダーであるNTTPCコミュニケーションズが手がけるVPSサービス。VPSサーバーとして必要な機能に絞り込むことで、国内最安値クラスの料金を実現しつつ、安定して使いやすいVPSサーバーになっています。

将来的にスペックアップしたいなら「KAGOYA CLOUD VPS」

月額は安く、でも将来的にスペックアップやサーバーの増強をしたいというのであれば、バランスが良いのはKAGOYA CLOUD VPSです。

スケールアップに対応しているほか、ローカルネットワークの構築にも対応しているので、サービスが成長したらスペックアップして大量アクセスを捌いたり、アプリサーバーとDBサーバーを分離したりと出来ることがたくさんあるため、長く使えます。

もし、現在アクセスのある程度ある、もしくは複雑な構成のサービスを展開している場合は、ワンコインをちょっと超えてしまいますが、KAGOYA CLOUD VPSがファーストチョイスでしょう。

KAGOYAクラウド VPS

国内大手サーバーベンダーのカゴヤが手がけるVPSサーバー「KAGOYAクラウド VPS」。月額550円のハイコスパプランから12コアvCPUのハイスペックプランまであり、拡張性も高いことからライトユースから本格利用まで幅広く対応できます。

長期利用をするなら圧倒的に最安値になる「ConoHa VPS」

同じプランのVPSを長期間使うなら、長期利用契約で同等スペック最安値クラスになるConoHa VPSがオススメ。

ConoHa VPSは単月でもある程度安いVPSですが、長期利用契約が破格すぎるので、なるべく長期契約を使ってコスパを高くするのがオススメです。

また、ConoHa VPSの長期利用は「まとめトク(旧VPS割引きっぷ)」という「VPSサーバーの利用権利」を購入する形式になっていて、差額を払えば長期利用適用状態でアップグレードも可能。

一度使うVPSサーバーを決めたら移転はあまりしないという方は、圧倒的に最安値になるConoHa VPSがベストです。

ConoHa VPS

「時間料金」「豊富なテンプレート簡単立ち上げ」など、他社サービスに先行してVPSをより使いやすくしたVPSサービス「Conoha VPS」。登録アカウント数が55万人を突破し、名実共に国内VPSベンダーの中でも人気上位VPSとなっています。

海外VPSは現在の為替相場ではコスパがよくない

VultrかDigital Oceanなどの海外VPSは機能が豊富で魅力的ですが、現在の為替相場ではどうしても国内VPSよりも割高になってしまい、円換算 + 決済時の換金手数料を考えたら月額ワンコインどころか1,000円近くなってしまうケースもあるので注意しましょう。

給料がドル建ての方は別ですが、日本円で支払うと考えたら今は国内のVPSを選ぶのがベストです。もし、現在海外VPSを使っている方も、相場の動き次第では国内VPSに移転した方が良いかもしれません。

クラスタなど専門的な使い方なら「Google Compute Engine」

サーバーレスサービスや、クラウドデータベース、クラウドストレージなどと組み合わせて利用する可能性があるのであれば、最初からGoogle Compute Engineがベストでしょう。

Always Free制度と合わせれば、複雑で専門的な構成のサービスでもかなり低コストで構築することができます。

ただし、VPSとしてみた時は他の500円未満のサービスよりもスペックはかなり弱いので、500円未満で使えるのは「本当に初期の段階」だけで、後々はいかにもクラウドな料金体系になっていくので、予算がしっかりとかけれられるプロジェクトで利用するのが良いでしょう。


500円未満のVPSをスペック、料金、機能で徹底比較してみました。

かつては1000円前後が当たり前だったVPSも、今では500円未満のサービスの選択肢がだいぶ出てきました。

用途によって選び方はかなり変わってくるので、用途に合わせて最適なVPSを選んでみてください。

この記事で紹介したサーバーサービス

  • ConoHa VPSのイメージ

    ConoHa VPS

    「時間料金」「豊富なテンプレート簡単立ち上げ」など、他社サービスに先行してVPSをより使いやすくしたVPSサービス「Conoha VPS」。登録アカウント数が55万人を突破し、名実共に国内VPSベンダーの中でも人気上位VPSとなっています。

    もっと詳しく公式サイト

  • DigitalOcean VPSのイメージ

    DigitalOcean VPS

    VPSやSaaS、クラウドストレージ、マネージドDBなど手がけるDigitalOceanのVPSサービス。有料無料の複数サービスを組み合わせることで、VPSでありながらクラウドと同等の使い勝手を得ることが出来ます。

    もっと詳しく公式サイト

  • GMOクラウド VPSのイメージ

    GMOクラウド VPS

    サーバー管理ツール「Plesk」を搭載しサーバー管理がしやすいVPSサービス「GMOクラウド VPS」。初期費用無料で、14日無料お試しが出来るなど、初めての方でも手軽にスタートできるVPSです。

    もっと詳しく公式サイト

  • KAGOYAクラウド VPSのイメージ

    KAGOYAクラウド VPS

    国内大手サーバーベンダーのカゴヤが手がけるVPSサーバー「KAGOYAクラウド VPS」。月額550円のハイコスパプランから12コアvCPUのハイスペックプランまであり、拡張性も高いことからライトユースから本格利用まで幅広く対応できます。

    もっと詳しく公式サイト

  • Vultr VPSのイメージ

    Vultr VPS

    VPSやクラウドGPU、ベアメタルサーバーなどを手がけるVultrのVPSサービス。月額2.5ドルという破格な料金プランも人気です。

    もっと詳しく公式サイト

  • WebARENA Indigoのイメージ

    WebARENA Indigo

    国内の大手サーバーベンダーであるNTTPCコミュニケーションズが手がけるVPSサービス。VPSサーバーとして必要な機能に絞り込むことで、国内最安値クラスの料金を実現しつつ、安定して使いやすいVPSサーバーになっています。

    もっと詳しく公式サイト


価格は記載がある場合を除き、すべて税込みです。

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