WebARENA IndigoにNVIDIA A100/A4000が使えるGPUプランが登場
更新日: 2023.2.6公開日: 2022.8.30
WebARENA Indigoに、2022年8月9日からディープラーニングでの使用を想定したGPUプランが登場しました。NVIDIAのGPU・A100/A4000が使える仮想インスタンスサービスです。
WebARENA IndigoGPUの概要
WebARENA IndigoGPUは、2022年8月9日にサービスインしたばかりの、NVIDIAのGPU・A100/A4000が使える仮想インスタンスサービスです。
契約形態は、
- 時間従量タイプ
- 月額課金タイプ
- 月額1年契約タイプ
- 月額2年契約タイプ
の4種類から選ぶことが出来、初期費用無料で利用できます。
インスタンスは、サービス開始時はAI・ディープラーニングに必要なライブラリがインストール済みのインスタンスと、もう一つが自分でインストールが可能なカスタムインタンスの2種類でした。
2023年2月にプラン変更が実施され、NVIDIA A4000を搭載した「nvd5-wa1ul」が新設。従来の「nvd4-wa1dl」が廃止されて「nvd4-wa1ub」に一本化されています。
インスタンス | nvd4-wa1ub | nvd5-wa1ul | nvd4-wa1dl(廃止) |
---|---|---|---|
用途 | カスタム | PoCや検証向け | AI・ディープラーニング |
標準搭載ライブラリ | なし | なし | PyTorch、TensorFlow、CUDA |
GPU | NVIDIA A100×1枚 | NVIDIA A4000×1枚 | NVIDIA A100×1枚 |
GPU メモリ | 40GB | 16GB | 40GB |
システムメモリ | 115GB | 50GB | 115GB |
vCPU | 15コア | 15コア | 11コア |
ストレージ | 100GB | 100GB | 100GB |
上位プランである「nvd4-wa1ub」Goolge Cloud Platform(GCP)で言えば「a2-highgpu-1g」に近いスペックです。
WebARENA IndigoGPUの料金
WebARENA IndigoGPUの料金は、下記のようになっています。
インスタンス | 時間従量タイプ | 月額課金タイプ | 月額1年契約タイプ | 月額2年契約タイプ |
---|---|---|---|---|
nvd5-wa1ul | 47円/時間 | 31,000円/月 | 29,500円/月 | 28,000円/月 |
nvd4-wa1ub | 361円/時間 | 223,133円/月 | 211,977円/月 | 200,820円/月 |
全てのプランで、月額課金タイプをベースに、1年契約、2年契約で割引が効きます。逆に時間従量タイプはその他のプランよりもかなり割高ですが、支払いを最低限に抑えることが出来るのが大きなメリットです。
上位プランである「nvd4-wa1ub」は、同等スペックのGoogle Cloud Platform(GCP)の「a2-highgpu-1g」が月額で約2,000ドル(1ドル135円換算で約27万円)なので、WebARENA IndigoGPUは、時間従量タイプでGCPと同等価格、月額課金タイプではGCPよりも20%ほど安くなります。
GCPの「a2-highgpu-1g」が1年契約で17000ドル(1ドル135円換算で約23万円)ほどと言うのを考えると、1年契約プランでもGCPよりも10%ほど安くなります。
WebARENAが「国内最安値」とうたうのも納得の料金です。
新たに追加された「nvd5-wa1ul」プランはGPUをダウングレードすることで、従来プランの約1/7の価格を実現。とにかくGPUサーバーを使ってみたいというユーザーに最適です。
これまで、ディープラーニング向けの専門GPUインスタンスサービスは、海外ベンダーがほとんどでしたが、国内ベンダーでしかも海外ベンダーのクラウドサービスよりも安く提供されるのは嬉しいニュースです。
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