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Conoha VPSにNVIDIA GPUが使える「GPUサーバー」インスタンスが追加

公開日: 2023.11.24

VPSサービスのConoha VPSは、NVIDIA GPUが使える「GPUサーバー」インスタンスサービスを追加しました。「NVIDIA H100」と「NVIDIA L4」の二つのタイプから選ぶことができます。

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Conoha VPS「GPUサーバー」とは?

Conoha VPSは、一般的なVPSサーバーとして人気のサービスですが、今回NVIDIA GPUが使える「GPUサーバー」インスタンス追加されました。

「GPUサーバー」インスタンスは、NVIDIAの高性能dGPUカード「H100」か「L4」の二つから選ぶことができ、主にAI関連の研究やサービスに最適なサービスとなっています。

ConoHa VPSを提供するGMOによると、NVIDIAの最新GPUサーバーである「NVIDIA H100」を2023年11月15日時点で提供を始めたのは国内初とのことです。

Conoha VPS「GPUサーバー」の料金プラン

Conoha VPS「GPUサーバー」の料金プランは以下のようになっています。

GPUカードNVIDIA L4 Tensor コア GPUNVIDIA H100 Tensor コア GPU
月額料金¥99,220¥582,010
時間課金¥169¥1,398
GPUカード搭載数11
GPU搭載メモリ24GB80GB
vCPU20vCPU22vCPU
メモリ128GB228GB
OSUbuntu 22.04LTSUbuntu 22.04LTS
ブロックストレージ1TB1TB
root権限
データセンター日本日本
ピーク単精度演算性能FP3230.3 TFLOPS51 TFLOPS
ピークTensor演算性能FP16Tensor性能242 TFLOPS※1513 TFLOPS※

ハイエンドプランである「H100」は主に学習向けを想定して、低価格な「L4」は学習済みモデルが答えを返す推論処理向けを想定しているそうです。

なお、Conoha VPS「GPUサーバー」はConoHa VPSの管理画面から選ぶことができますが、2023年11月24日現在、GPUサーバーを利用するためには「GPUサーバー取引申請フォーム」から利用申請を行う形式になっています。

Conoha VPS「GPUサーバー」のメリット

Conoha VPS「GPUサーバー」は、料金プランの通り、従来のVPSと比較にならないほど高額なVPSサーバーです。ただ、NVIDIA GPUサーバーを独自に建てるとなると、高額な初期費用がかかるため、初期費用を抑えることができるというメリットがあります。

最初はConoha VPS「GPUサーバー」で運用して初期費用を抑えて、ビジネスが軌道に乗ったら自前のGPUサーバーを構築するという使い方や、時間課金制度を利用して、必要な時間だけGPUサーバーで学習させるという使い方が想定されます。

ConoHa for AIとの違い

元々、Conohaは「ConoHa for AI」というサービスを2024年にリリース予定と発表していましたが、今回発表されたConoha VPS「GPUサーバー」のスペックはConoHa for AIで発表されたもののと同じため、「ConoHa for AI = Conoha VPS GPUサーバー」ではないかと思われます。

この記事で紹介したサーバーサービス

  • ConoHa VPSのイメージ

    ConoHa VPS

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