DigitalOceanのサーバーレス（App Platform）のプラン・料金を徹底レビュー

Digital OceanのApp Platformはどんなサービス？

Digital OceanのApp Platformは、リモートレポジトリやDockerレジストリから簡単にサービスが立ち上げられるサーバーレスサービスです。

サーバーレスには様々な形がありますが、Digital OceanのApp Platformは

1. 静的サイトのホスティング
2. Node.js、Rubyなどのサーバーレス
3. Dockerコンテナを使ったサーバーレス

の3つの機能があります。

Netlify、Heroku、ロリポップ！マネージドクラウドの3つのサービスが一緒になったような形です。

Digital OceanのApp Platformの料金体系

Digital OceanのApp Platformは3つのシンプルな料金体系になっています。

1. Starter
2. Basic
3. Professional

アプリごとの課金で、アプリごとに使用するコンテナのスペックを決めることができます。

Starter

無料で使用できるのがこのStarterです。アプリを3つまで無料で立ち上げることができ、4つ目以降は1アプリあたり3ドルの課金制になります。

Starterは無料で利用できる反面、静的サイトのホスティングに特化されていて、Node.jsやDockerなどのサーバーレスは利用できません。

Basic

Digital OceanのApp Platformの全ての機能が使えるのがBasicプラン。Node.jsやDockerなどのサーバーレスを利用しようとすると、自動的にこのプランになります。

1アプリあたり1コンテナを利用する課金方式で、コンテナはスペックごとに5ドルから40ドルのコンテナを選ぶことができます。コンテナは共有CPUになります。

Professional

Basicプランからコンテナのスペックを占有にできる機能を追加したプランです。Basicプランと違うのは、コンテナが占有CPUになることです。

Professionalになると、月額5ドルで共有1コア・512 MBの最安コンテナが選べなくなるほか、Basicプランと同じ共有CPUコンテナの値段も上がってしまうのが難点です。

Digital OceanのApp Platformの料金一覧

最後にDigital OceanのApp Platformの料金をチェックしてみましょう。

Droplets（VPS）の2倍の料金設定

Digital Ocean内の似たサービスとしてDroplets（VPS）と比較すると、2倍の料金となっています。サーバーレスとしてのサービス料金を考えたら同額とは行かないのは当然ですが、それでもやや高めの料金設定と言えます。

時間課金がないので作成したら即課金

Droplets（VPS）は時間単位の料金体系になっていますが、App Platformはアプリを立ち上げた瞬間に月額課金が決まるようです。

とりあえず静的サイトホスティングとして使ってみるのはアリ

こうしてみてみると、Basic、Professionalプランは後発のサービスとしてはやや弱い感じもしますが、サーバーリソースをしっかりと占有してくれるサーバーレスは少ないので、その意味では十分価値のあるサービスと言えます。

また、3サイトまでは無料で静的サイトを公開できるので、SPAのフロントを無料プランでアップして、バックエンドをBasicプランで稼働させるという使い方などにも最適です。

時間課金がないのがやや厳しいですが、もしDigital Oceanのアカウントを持っていないという方は、下記のリンクから登録すると60日間使える100ドル分のクレジットがもらえるので、お試しで使ってみるのも良いでしょう。