スターサーバーフリーのWPプランが終了。乗り換え先はどこがいい?
公開日: 2021.9.27
スターサーバーフリーのWPプランが終了が発表されました。無料ユーザーの乗り換え先はどこがいいのか?今後の流れも含めて解説します。
数少ない無料WordPressサーバーだったWPプラン
10年以上前は無料レンタルサーバーを展開するサービスがたくさんありましたが、ここ10年ほどで無料レンタルサーバーはほとんどがサービスを終了させており、現在残っている無料レンタルサーバーも数個になってしまいました。
ホームページ作成の定番であるWordPressに特化した無料レンタルーサーバはほとんどなく、スターサーバーフリーのWPプランは、初期段階でWordPressに最適化されている、WordPressビギナーが始めるのに最適なサーバーでした。
WPプランは2022年3月31日(木) 正午に終了
そんなWPプランでしたが、スターサーバーを運営するネットオウルが、2022年3月31日(木) 正午の終了を発表しています。
『スターサーバーフリー』「フリーWPプラン」「フリーWPプレミアムプラン」の提供終了のお知らせ
勘違いしがちですが、スターサーバーフリー自体は存続します。なくなるのは、現在新規受付が終了している「フリーWPプラン」と「フリーWPプレミアムプラン」の二つのプランです。
なお、WPプランの終了は段階があって、
- 2022年3月31日(木) 正午 => サイトの表示が終了
- 2022年9月30日(金)正午 => FTPとデータベースのバックアップが終了
となっています。
2022年9月30日(金)正午まではデータをリカバリーすることが可能なので、2022年3月31日(木)が過ぎてしまった!と焦らず、FTPとDBバックアップでWordPressサイトを復活させましょう。
WPプランから移転する際の注意点
wpblog.jpのサブドメインは廃止される
WPプランを「wpblog.jp」のサブドメインで利用していた方は、サービス終了に伴ってサブドメインが使えなくなるので、新しくドメインを取得するか、どこかのサブドメインがもらえるサービスを使って移転する必要があります。
ドメインが喪失すると、ドメインや記事に対する評価もまっさらになってしまうので、なるべく早く移転先ドメインを探しましょう。
新ドメインへの移行はなるべく早くからやるべき
2022年3月31日(木) 正午にサーバーの表示が終了されてしまうので、移転をするのであればそれまでに301リダイレクトで新ドメインにSEO評価を引き継いでおく必要があります。
301リダイレクトによる評価の引き継ぎは1年あればほぼ100%完了すると言われていますが、WPプランの終了まで半年しかありませんので、いますぐに301リダイレクトを始めるべきでしょう。
スターサーバーフリーの「WPプラン」からの乗り換えはどこがいい?
スターサーバーフリーの「PHP+MySQLプラン」
スターサーバーフリーには、WordPressが使える「PHP+MySQLプラン」が用意されています。
ネットオウルが運営するスターサーバーの無料版。プランによって広告挿入があったりメール機能がないものの、無料サーバーとしては十分なレンタルサーバーになっています。
WPプランは一アカウントで複数のWPプランが契約できましたが、「PHP+MySQLプラン」は一人1契約までとなっているため、WPプランで複数のWordPressブログを開設していた方は、サーバーが足りなくなってしまいます。
スターサーバーを含めた有料レンタルサーバー
もしブログを長く運営するのであれば、この機会に有料のレンタルサーバーを契約するのもありでしょう。
安いレンタルサーバーなら、無料ではないですが月額100円台でレンタルすることも可能で、しかもお金を払う限りは使い続けることができます。

サーバーマニアがオススメするコスパ最高なレンタルサーバー5選
これまでいくつものレンタルサーバーを利用してきたサーバーマニアがオススメする、コスパ最高なレンタルサーバーを5つピックアップしました。
NetlifyやCloudflare Pagesなどのホスティングサービス
WordPressをそのまま使うことはできませんが、静的サイトに変換してしまえば、どちらもサブドメインが無料でもらえるので、完全無料でサイトを存続できます。
NetlifyやCloudflare Pagesはサブドメインやサイト数に制限がないので、WPプランで複数の契約をしていた方も、乗り換え先と選択可能です。
ただし、WordPressのデータを静的サイトに変換するのは、それなりの技術や知識、そして移転作業のための時間やコストが必要になります。
スターサーバーフリーのWPプランの終了と、乗り換え先についてみきました。
どこに移転するかは運営方針や、個々人の技術的な問題がありますが、今後の流れを考えると静的サイト化の流れが進んでいく可能性が高いので、この機会に静的サイトホスティングサービスへと移行してしまうのがベストでしょう。
この記事で紹介したサーバーサービス
価格は記載がある場合を除き、すべて税込みです。
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