さくらインターネットが無料のクラウドシェルサービスをリリース
公開日: 2023.5.29
さくらインターネットが無料のクラウドシェルサービス「さくらのクラウドシェル」をリリースしました。
さくらのクラウドシェルとは?
さくらのクラウドシェルは、ブラウザからアクセスするオンライン上のシェル環境です。似たようなサービスでは、Googleクラウドの「Cloud Shell」があります。
さくらのクラウドシェルには Python、Ruby、Node.jsなどの開発言語のほかに、Vim、Emacs、tmux、Git、Ansible、Terraform、さくらのクラウドをコマンドラインから操作できるusacloudがインストールされているため、ブラウザで開くだけでシェル環境を利用できます。
通常、PCでサーバーへのアクセスやシェル環境を構築する際は、アプリのインストールなどが必要ですが、それが不要なのと、利用しているユーザー全てが同じ環境であるというのがメリットです。
さくらのクラウドシェルの利用制限
さくらのクラウドシェルは、さくらインターネットの会員IDでログインをしていれば、アウトバウンド向け各ポート(22/53/80/443/1024-65535)の通信が利用できますが、ログインしないで使う場合はインバウンド向け通信、アウトバウンド向け通信共に出来ないという制限があります。
また、起動させたシェルでは利用者のデータを保存するが出来ないほか、機関システムのコンテナが再起動するタイミングで履歴も削除されます。
シェルのお試し環境や安全なシェル環境で使うのがベスト
さくらのクラウドシェルは、本当に一時的なシェル環境というイメージですが、SSHサーバーにログインして作業をするために使ったり、さくらのクラウドでの作業のためのシェルとして使うには十分です。
また、Linuxのシェル環境をお手軽に持てるという意味では、シェル環境に慣れるための初心者の練習や、ユーザー環境に依存しない安全なシェルとして使うのがベストではないでしょうか。
価格は記載がある場合を除き、すべて税込みです。
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