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独自ドメイン版G Suite終了へ。既存ユーザーはどうすれば良い?代替サービスは?

2022年7月1日に終了が発表された「独自ドメイン版G Suite」。既存ユーザーはどうなるのか、どう対処をすれば良いのか、代替サービスはどれが良いのかをまとめました。

無料利用が継続していた「独自ドメイン版・G Suite」がいよいよ終了

Googleは、「独自ドメイン版・G Suite」を2022年7月1日で終了すると発表しました。「独自ドメイン版・G Suite」は、2012年に新規申し込みの受付を終了していましたが、既存ユーザーについては無料のまま利用可能でした。

現在Googleのオフィススイートサービスは「Google Workspace」に移行しており、G Suiteが完全に消滅する形になります。

「独自ドメイン版・G Suite」終了までの流れ

「独自ドメイン版・G Suite」終了まで、どのような流れになるかは、下記のGoogleサポートページに記載があります。

従来の無償版 G Suite からのアップグレード

  1. 2022年5月1日に全ての「独自ドメイン版・G Suite」ユーザーを「Google Workspace」に一括アップグレード
  2. 2022年6月30日までは無料で「Google Workspace」で利用可能
  3. 2022年7月1日までに支払い登録がない場合は、アカウントを停止
  4. 60日間停止のままで、アカウントが利用不可に

という流れです。2022年6月30日まで今のまま使い続けることが出来ますが、移行期間を考えたら早めに「課金するか」「代替サービスか」を決めた方が良いでしょう。

既存の「独自ドメイン版・G Suite」ユーザーはどうすれば良い?

「独自ドメイン版・G Suite」を使っているユーザーに残された選択肢は2つです。

  1. 有料版であるGoogle Workspaceにアップグレードする
  2. 独自ドメインをG Suiteから切り離して、アカウントを閉鎖する

そのまま使い続けるのであれば(1)になります。Gmailだけでなくオフィス業務で様々なGoogleアプリと連携をしている方は、代替サービスも値段は大きく変わらないのでこちらを選んだ方が良いでしょう。なお、Google Workspaceはユーザー数課金なので、ユーザー数が多い方はコストを事前に確認しておきましょう。

もう一つは、G Suiteをやめて他のサービスへ移行する方法です。G Suiteで使っているのがGmailとユーザー管理くらいなのであれば、もっと安い代替サービスがあります。

なお、既存の「独自ドメイン版・G Suite」ユーザーのアカウントは自動的に「Google Workspace」アカウントへと移行されるため、支払い方法を設定している場合は、自動的に毎月の課金が始まる可能性があるので注意しましょう。

G Suiteの代替サービス

Zoho Mail

G Suiteに近いオフィススイート(企業で使うオフィス系アプリ全般)を提供しているのがZoho。ZohoはCRM(営業支援サービス)などに注力していますが、そのうちオフィススイートのみを切り出したのがZoho Mailです。

メールとカレンダーのみで月額120円(1ユーザー)からの「Mail LITE」、スプレッドシートなどのオフィスアプリを追加し月額360円(1ユーザー)の「Workplace」などがあります。

なお、Zoho Mailは1ドメインあたり5ユーザーまでは無料で運用できるため、ユーザーアカウントが5ユーザー未満の場合は、無料でスタートして見るのもアリでしょう。

Zoho Mail

さくらのメールボックス

さくらのレンタルサーバーからメール機能だけを切り出したメールサーバーレンタルサービスが「さくらのメールボックス」。月額換算で87円で容量10GB、アカウント作成無制限という格安サービスです。

「メールだけ使えればいいから、とにかくコストを抑えたい」という方にピッタリです。

さくらのメールボックス

お名前メール

ドメインレジストラのお名前.comが運営するメールサービス。月額87円とさくらのメールボックスと同価格からスタートして、ストレージ容量を増やした上位プランも存在します。

さくらのメールボックスと同価格ですが、さくらのメールボックスが容量10GBに対して、お名前メールは2GBという点に注意が必要です。

[お名前メール](https://www.onamae.com/service/mail

大塚商会・アルファメール2コンパクト

大塚商会のメールサービス・アルファメールのライト版が「アルファメール2コンパクト」。メールアカウント数10個までで月額1,540円とやや高くはなりますが、G SuiteやZoho Mailで10アカウント持つよりかは安く運用ができます。

特筆した機能はありませんが、大手サービスを使いたいという方は選択肢の一つになるでしょう。

アルファメール2コンパクト

Cloudflare Email Routing + 個人向けGmail

独自ドメインのメールアドレスだけが欲しいという方は、無料で使えるメール転送サービスであるCloudflare Email Routingを使うのも一つの手です。

Cloudflare Email Routing自体は受信メールを他のメールアドレスに転送するだけの機能なので、メールの送信が出来なくなってしまいますが、個人向けのGmailと組み合わせることで、独自ドメインのメールも送信可能になります。

この方法だと、無料のままGmailを使う続けることが可能になります。

レンタルサーバー

メールサーバーがついてくるという意味では、レンタルサーバーも選択肢に上がってきます。

日本国内のレンタルサーバーは、ほぼ全てがメールサーバー付属なので、もしレンタルサーバーを使っているのであれば、そちらに移行するのもアリでしょう。ただし、Webメールの使い勝手などはG Suiteには遠く及ばないのでその点は注意が必要です。


価格は記載がある場合を除き、すべて税込みです。

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