【2025年版】Dockerを速攻で立ち上げ可能なVPSを徹底比較!ベストはこれだ!
Dockerを速攻で立ち上げ可能なVPSを徹底比較!Dockerに必要なスペックや、なぜVPSがDockerに最適なのか、各社VPSのおすすめプランをガイドします。
目次
DockerテンプレートがあるVPS プラン一覧
本ガイドは、以下のサービスを比較・検証し、おすすめを作成しています。各プランの価格は、現在のキャンペーンやクーポンを適用する前の価格です。
DockerとVPS
Dockerは、アプリケーションをコンテナ化して、OSやハードウェアに依存せずに動作させることができる技術です。簡単に、同じ環境を構築することができ、開発や運用を効率化することができます。
Webアプリケーションの開発や運用においては、非常に便利な技術です。
今回は、Dockerを速攻で立ち上げ可能なVPSを徹底比較し、ベストな選択肢を見つけるためのガイドをします。
Dockerの推奨スペック
Dockerは、仮想化技術ですが、コンテナをプロセス化して動作させるため、OSの上に直接インストールして使うことができます。Dockerを使う場合は、以下のスペックを満たすことが推奨されています。
項目 | 推奨スペック |
---|---|
CPU | 64-bitカーネルで仮想化対応CPU |
メモリ | 4GB以上 |
Install Docker Desktop on Linux | Docker
Dockerの公式ドキュメントでは、64bitカーネルで仮想化対応CPU、メモリ4GB以上が推奨されています。4GB未満でも動作はしますが、今回は公式の推奨スペックでプラン比較をします。
Dockerが動作するレンタルサーバーの種類
Docker自体は無料で使うことができ、Linuxだけでなく、Windows、macOSなど幅広いOSに対応しています。
一方で、Dockerが動作可能なレンタル用サーバーは意外と種類が少なく、現状では「VPS」「サーバーレス」「専用サーバー」の3種類に限られます。
それぞれの特徴を比較してみましょう。
サーバー種類 | サーバー性能 | 価格 | 構築の手間 | 保守・管理 |
---|---|---|---|---|
VPS | プランによる | 比較的安い | 自分で構築する、テンプレートを使う | 自分で行う |
サーバーレス | やや低い | やや高い | 運営側がやるため不要 | 運営側がやるため不要 |
専用サーバー | 非常に高い | 高価 | 自分で行う | 自分で行う |
インストールにはroot権限が必要なため、WordPress用のWebサーバーとして定番の共有レンタルサーバーにはDockerをインストールできません。
DockerにVPSを使うメリット
Dockerは様々なサービスで仮想化技術として使われていますが、VPSを使うメリットは以下のような点です。
- コストパフォーマンスが良い: VPSは、専用サーバーよりも安価で、必要なスペックを選ぶことができるため、コストパフォーマンスが良いです。
- 柔軟性が高い: VPSは、必要なスペックを選ぶことができるため、必要に応じてプランを変更することができます。
- 管理が容易: VPSは、root権限を持っているため、自由に設定やインストールができるため、Dockerを使う際の管理が容易です。
また、DockerはVPS利用の定番にもなりつつあるため、各社VPSサービスでも、Dockerのテンプレートを用意しているところが増えてきました。
そのため、VPSのテンプレートでDockerがインストール済みのインスタンスを立ち上げて、docker-compose.ymlファイルをアップロードしてコンテナを立ち上げるだけで、すぐに仮想化環境を構築することができるのは、VPSならではの大きなメリットでしょう。
Dockerを速攻で立ち上げ可能なVPSを選ぶ際のポイント
- Dockerテンプレートの有無
管理画面から一発でDockerを立ち上げできるか?
- プランアップグレードの有無
利用状況に合わせてプランをアップグレードできるか?
- 長期利用を含めた料金
長期契約も含めたプランが安いか
Dockerは、プレーンなLinuxサーバーにもインストール可能ですが、今回は「速攻で立ち上げ可能」という点で、DockerテンプレートがあるVPSサービスに限定して比較をします。
Dockerのインストールはかつてほど手間はありませんが、Dockerは複数VPSインスタンスをクラスタ化して使うこともあるため、DockerテンプレートがあるVPSを選びましょう。
また、プランアップグレードができるかどうかもDockerを使う上で重要。特にWebサーバーとして使う場合は、アクセスの増減に合わせてプランをアップグレードする必要が出てくるため、いかに立ち上げが便利なDockerといえど、プランアップグレードができる方が快適です。
最後に重要なのが価格。Dockerをサーバーとして使う場合は、Webサーバーのように長期的に使うケースが多いため、長期利用割引も含めたプランで比較をします。
ベスト「Docker」VPSはこれ!
バランス・コスパで選ぶならこのVPS
バランスとコスパがベストKAGOYAクラウド VPS 4GBプラン
なぜこのプランがベスト?
ベストプランは2025年に大幅リニューアルしたカゴヤ CLOUD VPSの4GBプラン。価格が最安値であるだけでなく、ストレージも600GBと多く、コストパフォーマンスが非常に高いプランです。
リニューアル前にはなかった長期利用割引制度も追加され、長期利用時のコスパもアップ。隙が少ないVPSサービスになったことで、長期契約も安心して結ぶことができます。
メリット・デメリット
- メリット
- 長期利用で最安値
- ストレージが600GBと多い
- デメリット
最安値を狙うならこのVPS
価格がベストXServer VPS 4GBプラン
なぜこのプランがベスト?
価格で選ぶのであれば、ここ数年で一気に人気VPSになったXServer VPSの4GBプランが狙い目。通常時の価格こそ、カゴヤCLOUD VPSに負けていますが、キャンペーンを利用すればここから際に半額ほどになることもあり、最安値クラスになります。
ストレージも200GBと多いため、肥大しがちなDockerイメージを保存やコンテナの残骸の管理に気を遣うことも少ないでしょう。
デメリットとしては、XServer VPSは、内部ネットワーク連携に非対応のため、複数VPSでDockerクラスタを使うことはできないので注意が必要です。
メリット・デメリット
- メリット
- 長期利用かつキャンペーンを使えば最安値クラス
- ストレージが200GBと多い
- デメリット
- 内部ネットワーク連携に非対応
ビジネス用途ならこのVPS
処理性能がベストXServer VPS ビジネス・4GBプラン
なぜこのプランがベスト?
Docker環境でビジネス向けのアプリケーションを動作させるなら、SLAがあるXSERVER VPSのビジネスプランがベスト。SLAがつけられるということは、サービスがダウンしない自信があるということでもあり、ビジネス用途での安心感が違います。
価格は同じXServer VPSの同等スペックプランや競合VPSの同等プランの倍近くなってしまいますが、ビジネスではダウンすることは大きな損失になることもあるため、差額の料金は「安心代」として考えれば、ビジネス用途であれば選ぶ価値は十分あります。
メリット・デメリット
- メリット
- SLA付きでビジネスでも安心
- ストレージも200GBと多め
- デメリット
- 価格が高い
このガイドで紹介したVPS
「時間料金」「豊富なテンプレート簡単立ち上げ」など、他社サービスに先行してVPSをより使いやすくしたVPSサービス「Conoha VPS」。登録アカウント数が55万人を突破し、名実共に国内VPSベンダーの中でも人気上位VPSとなっています。
国内大手サーバーベンダーのカゴヤが手がけるVPSサーバー「KAGOYAクラウド VPS」。月額550円のハイコスパプランから12コアvCPUのハイスペックプランまであり、拡張性も高いことからライトユースから本格利用まで幅広く対応できます。
国内人気レンタルサーバー事業者エックスサーバーが手がけるVPSサービス「XServer VPS」。後発サービスならではの、豊富な機能とハイスペックなサーバーが魅力です。