WebARENAの新VPSサービス・IndigoProの料金プラン・機能を徹底解説
更新日: 2023.7.3公開日: 2021.12.21
WebARENAから登場した新VPSサービス・IndigoProの料金プラン、お試しクーポン、サーバー機能、従来サービスであるIndigoとの機能の違いや料金プランの比較を解説します。
WebARENA IndigoProのクーポン
WebARENA IndigoProでは、導入前にデモ環境が欲しいというユーザーのために、5,000円分のクーポンを配布しています。
クーポンコード:IDGPR-zZ5Qa4
5,000円分だと4GBプランなら1ヶ月(Windowsの4GBプランなら3週間)、ハイメモリプランでも1週間ほど使える計算になるため、WebARENA IndigoProを導入するか判断する試用期間としては十分ではないでしょうか。
なお、提供されているクーポンは、新規でWebARNEA IndigoProを新規する時にのみが使えるクーポンとなっています。
WebARENA IndigoProの料金プラン
Linuxプラン
まずはWebサーバーなどで使われるLinuxプランから見ていきましょう。
プラン | プラットフォーム | メモリ | CPU | 時間従量料金 | 月額上限料金 |
---|---|---|---|---|---|
Linux系OS:標準プラン | Linux | 4GB | 2vCPU | 5.94円 | 3,960円 |
Linux系OS:標準プラン | Linux | 8GB | 4vCPU | 11.22円 | 7,480円 |
Linux系OS:標準プラン | Linux | 16GB | 8vCPU | 23.10円 | 15,400円 |
Linux系OS:標準プラン | Linux | 32GB | 16vCPU | 45.43円 | 30,250円 |
Linux系OS:標準プラン | Linux | 64GB | 32vCPU | 89.87円 | 59,950円 |
Linux系OS:ハイメモリプラン | Linux | 8GB | 2vCPU | 9.13円 | 6,050円 |
Linux系OS:ハイメモリプラン | 16GB | 4vCPU | 18.15円 | 12,100円 | |
Linux系OS:ハイメモリプラン | 32GB | 8vCPU | 34.65 | 23,100円 | |
Linux系OS:ハイメモリプラン | 64GB | 16vCPU | 67.65円 | 45,100円 | |
Linux系OS:ハイメモリプラン | 128GB | 32vCPU | 112.2円 | 74,800円 |
ノーマルのIndigoはLinuxプランなら月額349円から(1vCPU・1GBメモリ)からスタートなので、格安VPSというイメージではありません。
ノーマルIndigoにはない64GBメモリプランや、16vCPU以上のプランがあるため、まさに業務用VPSといったプラン構成になっています。
Windowsプラン
続いて、リモートワーク需要で利用者が増えているWindowsサーバープラン。
プラン | プラットフォーム | メモリ | CPU | 時間従量料金 | 月額上限料金 |
---|---|---|---|---|---|
Windows系OS:標準プラン | Windows | 4GB | 2vCPU | 8.58円 | 5,720円 |
Windows系OS:標準プラン | Windows | 8GB | 4vCPU | 16.50円 | 11,000円 |
Windows系OS:標準プラン | Windows | 16GB | 8vCPU | 33.66円 | 22,440円 |
Windows系OS:標準プラン | Windows | 32GB | 16vCPU | 66.55円 | 44,330円 |
Windows系OS:標準プラン | Windows | 64GB | 32vCPU | 132.11円 | 88,110円 |
Windows系OS:ハイメモリプラン | Windows | 8GB | 2vCPU | 11.55円 | 7,810円 |
Windows系OS:ハイメモリプラン | Windows | 16GB | 4vCPU | 23.43円 | 15,620円 |
Windows系OS:ハイメモリプラン | Windows | 32GB | 8vCPU | 45.21円 | 30,140円 |
Windows系OS:ハイメモリプラン | Windows | 64GB | 16vCPU | 88.77円 | 59,180円 |
Windows系OS:ハイメモリプラン | Windows | 128GB | 16vCPU | 133.32円 | 88,880円 |
Linuxプランのおおよそ倍くらいの価格構成で、Linuxプランとの大きな違いはCPUが最大で16vCPUまでしか用意されていません。メモリは最大で128GBまであるので、会社のリモート用Windows環境として大人数のマルチユーザー環境も構築可能です。
従来のIndigoとIndigoProの機能の違い
IndigoProが従来のIndogoと大きく違うところは、下記の5つです。
- オンデマンド・スペック変更
- SLA付き(月間累計故障時間30分で全額自動返金)
- 10Gbpsの高速通信
- 国内2リージョン&フェイルオーバー
- 仮想DVD-ROM機能
というが大きなポイントです。
一番大きな違いはやはりスペック変更がオンデマンド・スペック変更でしょう。Indigoの場合、プランごとに収容サーバーが違うため、スペックを変更したい時は新たにサーバーを建てる必要がありましたが、Indigo Proではクラウドと同様にIPアドレスをそのままにサーバーのアップグレードが可能です。
安定性という意味では、フェイルオーバーで万が一物理サーバーに故障があっても、他のサーバーで再起動がかかることでデータの保守性を高めつつ、東京・大阪の2リージョンから選択できることで、レプリケーションを取ることで冗長性を高めることも可能になっています。
また、Indigoでの大きな不満の一つでもあった選択OSの少なさも、仮想DVD-ROM機能(FTPでISOイメージをアップロードしてサーバーにインストール)が搭載されたことで解決されています。
サーバーの品質を保証するSLAがついているのは、法人のサービスを展開するサーバーとしては重要なポイントでしょう。月間累計故障時間が30分以上で自動返金というのは、サーバーへの自信の表れとも言えます。
そのほかに、IndigoにはなくIndigo Proにはある機能は下記の通りです。
- ファイアウォール
- セルフ監視
全体的に、クラウドにかなり近いVPSと言えます。
従来のIndigoとIndigoProの料金プランを比較
続いて、同等性能のプラン同士でどれくらい価格が違うのかを見てみましょう。表はvCPUの数と価格で昇順しています。
Linuxプラン
まずはWebサーバーなどで使われるLinuxプランから見ていきましょう。
サービス | プラットフォーム | メモリ | CPU | 時間従量料金 | 月額上限料金 |
---|---|---|---|---|---|
Indigo | Linux | 2GB | 2vCPU | 1.1円 | 814円 |
Indigo Pro | Linux | 4GB | 2vCPU | 5.94円 | 3,960円 |
Indigo Pro | Linux | 8GB | 2vCPU | 9.13円 | 6,050円 |
Indigo | Linux | 4GB | 4vCPU | 2.2円 | 1,630円 |
Indigo Pro | 16GB | 4vCPU | 18.15円 | 12,100円 | |
Indigo Pro | Linux | 8GB | 4vCPU | 11.22円 | 7,480円 |
Indigo | Linux | 8GB | 6vCPU | 4.4円 | 3,410円 |
Indigo | Linux | 16GB | 6vCPU | 8.8円 | 7,150円 |
Indigo | Linux | 32GB | 6vCPU | 17.6円 | 15,400円 |
Indigo Pro | Linux | 16GB | 8vCPU | 23.10円 | 15,400円 |
Indigo Pro | 32GB | 8vCPU | 34.65 | 23,100円 |
同等スペックのVPSプランで比較すると、圧倒的にノーマルIndigoの方がコスパが高くなります。メモリの差はありますが、例えば、ノーマルIndigoの4GB・4vCPUプランが1,399円なのに対して、Indigo Proは4GB・2vCPUプランで3,960円と、ほぼ3倍の価格差があります。
コスパで見れば圧倒的にノーマルIndigoに軍配が上がります。
Windowsプラン
続いて、Windowsプランも見てみましょう。表はvCPUの数と価格で昇順しています。
プラン | プラットフォーム | メモリ | CPU | 時間従量料金 | 月額上限料金 |
---|---|---|---|---|---|
Indigo | Windows | 1GB | 2vCPU | 1.375円 | 902円 |
Indigo Pro | Windows | 4GB | 2vCPU | 8.58円 | 5,720円 |
Indigo Pro | Windows | 8GB | 2vCPU | 11.55円 | 7,810円 |
Indigo | Windows | 2GB | 3vCPU | 2.75円 | 1,740円 |
Indigo | Windows | 4GB | 4vCPU | 5.5円 | 3,410円 |
Indigo Pro | Windows | 8GB | 4vCPU | 16.50円 | 11,000円 |
Indigo Pro | Windows | 16GB | 4vCPU | 23.43円 | 15,620円 |
Indigo | Windows | 8GB | 6vCPU | 11円 | 6,840円 |
Indigo | Windows | 16GB | 8vCPU | 22円 | 12,446円 |
Indigo Pro | Windows | 16GB | 8vCPU | 33.66円 | 22,440円 |
Indigo Pro | Windows | 32GB | 8vCPU | 45.21円 | 30,140円 |
Indigo | Windows | 32GB | 10vCPU | 44円 | 27,390円 |
Indigo Pro | Windows | 32GB | 16vCPU | 66.55円 | 44,330円 |
Windows版は、Indigo Proの方がメモリをかなり増強したプランしかないため、単純な比較は難しいですが、こちらも3〜4倍くらいの値段とみて良いでしょう。
メモリ64GB以上などの大規模プラン以外は、ノーマルIndigoを使った方が良さそうです。
WebARENAの新VPSサービス・IndigoProについて解説してきました。
大幅に機能がアップして、ほぼクラウドサーバーのような使い勝手になった反面、Indigoの魅力であったコスパは失ってしまったイメージですが、数少ない国内VPSベンダーの中から、クラウドに近いサービスが出てきたことは嬉しいことです。
Proという名前的に料金的にも、業務用ユーザー向けのサービスと言えますが、小規模ユーザーからすると「もう少し料金が下がってくれると気軽に使いやすい」というところ。この辺りは、今後のアップデートに期待しましょう。
価格は記載がある場合を除き、すべて税込みです。
関連キーワード
VPSの新着記事
- VPSDockerでStrapi 5プロジェクトを立ち上げる方法 2024.9.25
- VPS「4倍の処理能力」の実力は?シンVPSの最安値プランをベンチマーク比較 2024.7.23
- VPSVPSのDockerアプリケーションイメージでEC-CUBEサイトを超速で構築する方法 2024.7.20
- VPSVPSの低価格プランを選ぶ際のポイントと注意点 2024.6.4
- VPSドメインが無料になるVPSはあるのか? 2024.5.27
- VPSVPSサーバーの「時間課金」の仕組みをわかりやすく解説 2024.5.23
- VPSNextcloudのOSS版とEnterprise版の違いまとめ 2023.12.26
- VPSどちらを選ぶべき?ownCloudとNextcloudのOSS版の違いを徹底比較! 2023.12.25