サーバレスアーキテクチャ

静的サイトホスティングサービスの転送量課金単価を徹底比較

静的サイトホスティングサービスの転送量課金単価を徹底比較!転送量最安値のサービスや、国内の共有レンタルサーバーとの転送量1GBあたりのコスパ比較も。

Netlify

Netlifyは、様々な静的サイトをビルド&デプロイ&ホストができるプラットフォームです。無料プランである「STARTER」では月間転送量100GBまでが無料枠で使え、それ以降は100GBごとの従量課金です。上位グレードも同様で、「PRO」では月間400GBまで無料、「BUSINESS」は600GBまで無料です。

超過分の従量課金はどのプランでも「100GB単位で20ドル」とシンプルな課金形態になっています。

ホスティング プラン 月額 転送量無料枠 超過分 超過分の1GB単価
Netlify STARTER 0 100GB $20(100GB) $0.2
Netlify PRO $19 400GB $20(100GB) $0.2
Netlify BUSINESS $99 600GB $20(100GB) $0.2

Vercel(now.sh)

静的サイトホスティングではNetlifyと2大勢力を成しているのがVercel。かつてはnow.shでした。

Vercelではプランがアップグレードされて、全プランで「転送量」「ビルドタイム」「サーバーレスファンクションの実行」が無制限になっています(転送量以外は日次などで制限あり)。

ホスティング プラン 月額 転送量無料枠 超過分 超過分の1GB単価
Vercel Hobby 0 無制限 - -
Vercel Pro $20 無制限 - -
Vercel BUSINESS - 無制限 - -

AWS S3

静的サイトを格安でホストするというブームの火付け役にもなったのが、AWSのS3。格安ではありますが、トライヤル期間を過ぎると無料枠がなく、転送量に応じて料金が発生します。

AWS S3は、

  • ストレージの利用容量
  • 下り転送量
  • 読み込み・書き込み回数

で料金が決まりますが、今回は、1GBストレージ、データ転送量1GB、読み込み・書き込み回数10,000回と仮定して試算しました。

ホスティング プラン 月額 転送量無料枠 超過分 超過分の1GB単価
AWS S3 - - - 2円(1GB) 2円(1GB)

実際には、CDNであるCloudFrontと組み合わせることが多いため、S3単体での料金だけでは参考程度ですが、Netlifyと比較しても1/10程度の価格です。

Google Cloud Storage

クラウドとしては後発のGoogleですが、AWSと違って無料枠があるのが大きな特徴です。

Google Cloud StorageもAWSと同じ課金体系で、

  • ストレージの利用容量
  • 下り転送量
  • 読み込み・書き込み回数

で価格が決まります。1GBストレージ、データ転送量1GB、読み込み・書き込み回数10,000回と仮定して試算しました。

ホスティング プラン 月額 転送量無料枠 超過分 超過分の1GB単価
Google Cloud Storage - 1GB - 2円(1GB) 2円(1GB)

こちらもCloud CDNを使うケースが多くなるので、実態とは少し異なるかもしれませんが、参考数値になりますが、概ねAWS S3と同じ、無料枠の分だけ少し安くなるイメージです。

Github Pages

リモートレポジトリサービスのGithubのホスティングサービス・Github Pages。こちらは100GBまでの転送量が無料で、それ以上については上限が近くなるとメールが届いて、サポートと料金の相談をするという形のようです。

ホスティング プラン 月額 転送量無料枠 超過分 超過分の1GB単価
Github Pages - 100GB - 不明 不明

Gitlab Pages

Githubよりも先にCI/CDやホスティングをスタートしていたリモートレポジトリサービス・Gitlab。こちらは公式での記載はありませんが、転送料金は無制限のようです。

ホスティング プラン 月額 転送量無料枠 超過分 超過分の1GB単価
Gitlab Pages - 0 無制限 - -

静的サイトホスティングサービスの転送量最安値は?

比較するまでもないですが、転送量の最安値は無制限のVercelとGitlab Pagesになります。いつまで無制限になるかはわかりませんが、静的サイトの場合は移転も容易なので、これから静的サイトをホストするならVercelかGitlab Pagesがベストでしょう。

ホスティング プラン 月額 転送量無料枠 超過分 超過分の1GB単価
Vercel Hobby 0 無制限 - -
Gitlab Pages - 0 無制限 - -
Vercel Pro $20 無制限 - -
Vercel BUSINESS - 無制限 - -
AWS S3 - - - 2円(1GB) 2円(1GB)
Google Cloud Storage - 1GB - 2円(1GB) 2円(1GB)
Github Pages - 100GB - 不明 不明
Netlify STARTER 0 100GB $20(100GB) $0.2
Netlify PRO $19 400GB $20(100GB) $0.2
Netlify BUSINESS $99 600GB $20(100GB) $0.2

レンタルサーバーと1GBあたりの転送量課金で比較

無制限のサービスをのぞいて、従量課金のあるホスティングサービスと、月額料金が安いレンタルサーバーの1GBあたりのp転送量コスパを比較してみます。

ホスティング プラン 月額 転送量無料枠 1GB単価
AWS S3 - - - 2円(1GB)
Netlify STARTER 0 100GB $0.2(¥20)
ロリポップ ライト ¥275〜 3TB ¥0.1
さくらのレンタルサーバー ライト ¥131〜 1.2TB ¥0.11
コアサーバー CORE-MINI ¥218〜 無制限 -
Conoha WING ベーシック ¥640〜 9TB ¥0.07

レンタルサーバーでは、コアサーバーの転送料無料という破格なサービスもありますが、概ね1GBあたり0.1円前後というのが多くなります。AWS S3やGoogle Cloud Storageと比較すると1/20、Netlifyと比較すると1/200と激安です。

転送量だけを見たらレンタルサーバーの方がコスパはいいですが、NetlifyやGitlab Pagesなどには月額料金の無料枠があるので、「無料枠で収まるのかどうか」が判断ポイントになりそうです。


静的サイトホスティングサービスの転送量課金単価を徹底比較してきました。

無料枠もあり、CI/CDがついているなど特徴の多い静的サイトホスティングですが、転送量が多いサイトならレンタルサーバーの方がコスパが良い場合もあり、総合的に判断して利用するのが良いでしょう。


価格は記載がある場合を除き、すべて税抜きです。

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