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レンタルサーバーの障害発生時の対処方法と障害対策

公開日: 2020.10.28

利用しているレンタルサーバーで障害が発生した時に、いつ・どのように対処するのが良いのか、対処方法のまとめと、サーバーの障害対策についてまとめました。

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レンタルサーバーで障害が起こったら?

ここ1年ほどでレンタルサーバーの品質も高まっており、ある程度の料金のレンタルサーバーであれば障害が頻発するようなことは少なくなってきています。

しかし、同時にレンタルサーバーを狙った不正アクセスや攻撃も増えているので、レンタルサーバーで障害が全く起きないとは言えません。

レンタルサーバーで障害が起こると、サイトが閲覧できないだけでなく「サイトのデータにアクセスできない」ということがほとんどなので、データの取り出しも出来ず詰んでしまうことが多いため、「備え」が重要になってきます。

1〜2時間程度の障害の場合は「待ち」がベスト

障害発生から1〜2時間程度は「待ち」の時間です。軽度の障害であれば、サーバー運営会社側は1〜2時間程度で障害対処をしてくれます。

ですので、障害発生から1〜2時間くらいは我慢して復旧を待ちましょう。ここで無理にサーバー切り替え作業をしても、切り替えが終わった頃に障害が解消されてしまって「無駄作業」になってしまうことがあります。

5時間を超える障害の場合は「バックアップに切り替え」

障害発生から1〜2時間を超えたら、現在起こっている障害は「軽度の障害でない」場合があるので、バックアップの準備を進めると良いでしょう。目安として障害発生から5時間を超えたらバックアップに切り替えた方が良い可能性が高くなります。

バックアップサーバーは、レンタルサーバーであれば「30日間無料」などのお試し期間があるレンタルサーバーにすると、追加コストがかからず安心して利用できます。

レンタルサーバーの障害に備える

アクセス数があるサイトや会員数が多いサイトでは「1時間でもダウンして欲しくない」ということもあるでしょう。そうしたサイトを運営しているのであれば、レンタルサーバーの障害に備えることがあ大事です。

最新バックアップを常に取れる体制を

障害が起こった時に一番困るのが「最新のデータを取得できなくなる」ことです。ですので、最新のバックアップを常に取れる体制を整えておくことが、レンタルサーバーの障害対策で一番重要です。

WordPressのサイトであれば「BackWPup」などの自動バックアッププラグインが提供されているのでそちらを導入しておきましょう。バックアップ先は、AWS S3やGoogle Driveなどの障害に強いクラウドストレージにするのがベストです。

BackWPup – WordPress Backup Plugin

自前プログラムの場合は、GithubやGitlabなどのレポジトリサービスを経由してアップロードする仕組みにしておきましょう。データベースに関しては1時間時にAWS S3やGoogle Driveなどの障害に強いクラウドストレージにバックアップすると良いでしょう。

ダウンタイムを短くするならバックアップサーバーを常時稼働

レンタルサーバーで障害が起こってから、「新しいレンタルサーバーを契約して、サイト設定をして、データを移動させて・・・」とやっていると、時間がかかってしまうため、ダウンタイムを短くするのであれば、バックアップサーバーを常時稼働させておくのがベストです。

ネームサーバーにCloudflareなどの高性能なネームサーバーを使っていれば、数分でDNSレコードの切り替えもできるため、スムーズにバックアップサーバーに切り替えが可能です。

障害に強いレンタルサーバーに移転する

レンタルサーバーでも、GMOクラウドのiCLUSTA+のように「サーバー稼働率100%保証(SLA100%)」をしているサーバーがあります。

サーバー稼働率100%保証をしているレンタルサーバーは、同等スペックの一般的なレンタルサーバーよりもどうしても月額料金が高くなってしまいますが、バックアップサーバーを用意する手間やコストを考えると、コスパは悪くありません。

iCLUSTA +

2012年からほぼ毎月サーバー稼働率100%を誇る・安定稼働に特化した法人向け共有レンタルサーバー「iCLUSTA +」。iCLUSTA +の特徴やプラン比較、他社レンタルサーバーとのプラン比較ができます。

障害に強いはクラウド

障害対策という意味では、レプリケーション(複製)が簡単にできるクラウドサーバーを選ぶのがベストです。クラウドサーバーの場合は、障害が起こったリージョンとは別のリージョンにレプリケーションを常時用意しておけば、ダウンタイムを極めて短くすることが可能です。

ただし、クラウドサーバーはレンタルサーバーに比べて高額なため、レプリケーションも含めるとサーバーコストはレンタルサーバーの10倍以上になることも覚悟しておきましょう。


レンタルサーバーの障害発生時の対処方法と障害対策を見てきました。

レンタルサーバーに限らず、サーバーをレンタルしている以上障害は避けられないものです。大事なのはダウンタイムをなるべく短くできるように「障害に備えること」なので、この機会に一度レンタルサーバーの障害対策について検討してみてください。

この記事で紹介したサーバーサービス

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    iCLUSTA +

    2012年からほぼ毎月サーバー稼働率100%を誇る・安定稼働に特化した法人向け共有レンタルサーバー「iCLUSTA +」。iCLUSTA +の特徴やプラン比較、他社レンタルサーバーとのプラン比較ができます。

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価格は記載がある場合を除き、すべて税込みです。

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