【2024年版】ECカートCMS「EC-CUBE」を簡単構築できるレンタルサーバーを徹底比較!

【2024年版】ECカートCMS「EC-CUBE」を簡単構築できるレンタルサーバーを徹底比較!

日本発のECサイト・ショッピングカート構築CMS「EC-CUBE」を簡単構築できるレンタルサーバーを徹底比較!実際にECサイトを運営する時に困る点にフォーカスして、ベストなサーバーを紹介します。

更新日: 2024.1.23公開日: 2023.12.27

編集ノート: SERVERSUSでは、パートナーリンクからコミッションを得ています。コミッションが記事の意見や、サービスの評価に影響を与えることはありません。

ECカートCMS「EC-CUBE」を簡単構築できるレンタルサーバー プラン一覧

本ガイドは、以下のサービスを比較・検証し、おすすめを作成しています。各プランの価格は、現在のキャンペーンやクーポンを適用する前の価格です。

共有レンタルサーバー・プラン
比較ポイント
スペック
月額料金
開催中のキャンペーン
  • さくらのレンタルサーバーの定番プラン
  • 長期利用でワンコイン未満だが初期費用がネック
CPU共用メモリ共用100GB
¥425 〜
初期費用: ¥952
  • 高速表示が人気のロリポップ!の定番プラン
  • 長期利用契約できるならコスパ最強
CPU共用メモリ共用500GB
¥550 〜
初期費用: ¥0
  • 6コア・8GBのリソース保証
  • 長期利用割引で1,000円を切るハイコスパ
6コア8GB300GB
¥990 〜
初期費用: ¥0
  • ストレージと転送量が多く、中規模サイトにも対応
  • 複数サイトをホストするユーザに最適
CPU共用メモリ共用500GB
¥1,100 〜
初期費用: ¥0
  • ドメインとセットでドメインが割引
  • ヘテムルと同じサーバーを利用
CPU共用メモリ共用500GB
¥1,430 〜
初期費用: ¥0
  • 8コア・12GBのリソース保証
  • 中規模のECサイトにも対応
8コア12GB400GB
¥1,980 〜
初期費用: ¥0
  • さくらのレンタルサーバーのビジネス向けプラン
  • 初期費用を含めるとコスパは高くない
CPU共用メモリ共用300GB
¥2,122 〜
初期費用: ¥4,762
  • ロリポップ!の最上位プラン
  • ハイスピードプランのコスパを考えるとやや高い
CPU共用メモリ共用1.2TB
¥2,200 〜
初期費用: ¥0
  • WAFなど法人用途に最適なセキュリティ
  • 初期費用がかかる
CPU共用メモリ共用300GB
¥3,762 〜
初期費用: ¥15,000
  • さくらのレンタルサーバーの最上位プラン
  • VPSのミドルプランクラスの料金がネック
CPU共用メモリ共用500GB
¥3,818 〜
初期費用: ¥4,762
  • 10コア・16GBのリソース保証
  • 規模の大きいECサイトにも対応
10コア16GB500GB
¥3,960 〜
初期費用: ¥0
  • WAFなど法人用途に最適なセキュリティ
  • ややコスパは悪い
CPU共用メモリ共用400GB
¥7,524 〜
初期費用: ¥15,000
  • WAFなど法人用途に最適なセキュリティ
  • 初期費用がかかる
CPU共用メモリ共用500GB
¥11,286 〜
初期費用: ¥15,000
  • 18コア・64GBの仮想占有タイプ
  • WAFなど法人用途に最適なセキュリティ
12コア32GB1TB
¥19,800 〜
初期費用: ¥50,000
  • 6コア・24GBの物理専用サーバー
  • 初期費用が高額だが月額は安い
6コア24GB1TB
¥29,700 〜
初期費用: ¥200,000
  • 12コア・32GBの仮想占有タイプ
  • WAFなど法人用途に最適なセキュリティ
18コア64GB2TB
¥39,600 〜
初期費用: ¥50,000
  • 16コア・96GBの物理専用サーバー
  • 初期費用は高額だが、コスパは良い
16コア96GB2TB
¥55,000 〜
初期費用: ¥300,000
  • 物理タイプハイエンドプランのストレージ増強版
  • コスパはあまり良くない
16コア96GB4TB
¥60,500 〜
初期費用: ¥350,000
  • 24コア・128GBのレンタルサーバー最高クラス
  • WAFなど法人用途に最適なセキュリティ
24コア128GB4TB
¥79,200 〜
初期費用: ¥50,000

※ EC-CUBEは株式会社イーシーキューブの商標です

「EC-CUBE(イーシー・キューブ)」とは?

EC-CUBEは、株式会社イーシーキューブが開発するオープンソースのEC向けコンテンツ管理システム(CMS)です。無料のGPLライセンスでオープンソースとしても配布されているため、無料で、簡単に自社ECサイトの構築が可能です。

自社ECサイトを構築する場合は、ECサイト用フレームワークを利用するか、一から構築することになりますが、ECサイトはお客様が閲覧するフロントエンドページだけでなく、商品管理や注文処理をするバックエンド機能も必要で、それらを全て構築するとなるとかなりのコストがかかります。

EC-CUBEはそれらを全て含めたオール・イン・ワンパッケージとなっているため、インストールするだけですぐに自社ECサイトを構築可能です。

EC-CUBEの主な機能

EC-CUBEにはECサイトの運営に必要な機能が一通り揃っていますが、具体的にどんな機能があるかを確認してみましょう。

カテゴリ機能
ストアフロント機能ページ管理
フリーページ作成
ブロック・エディタ
レイアウト管理
テンプレート機能
favicon設定
SEO管理
ユーザーレビュー
顧客管理機能ユーザー向けマイページ
パスワード再設定
お気に入り管理
非会員購入機能
販促機能クーポン機能
メルマガ管理・配信
バックエンド注文管理
商品管理
在庫管理
受注・出荷CSV出力
出荷メール送信
納品書出力

ここでピックアップしたのはEC-CUBEの機能のごく一部ですが、ECサイトを運営するのに十分な機能が備わっていることがわかります(一部機能はプラグインとして提供)。その他の機能については下記のページで確認ができます。

機能一覧(4系) | EC-CUBE

EC-CUBEで自社ECサイトを構築する際の推奨スペック

EC-CUBEはPHP + MySQLで動作するアプリケーションなため、レンタルサーバーやVPSなど幅広いサーバーで運用可能です。

システム要件 | EC-CUBE 4 開発者向けドキュメントサイト

上記のページによると最低・推奨スペックは下記の通りになります。

項目ソフトウェアバージョン
WebサーバーApache2.4.x
(mod_rewrite / mod_ssl 必須)
プログラム言語PHP7.4 〜 8.1
データベースMySQL / PostgreSQL5.7 or 8.0(MySQL, InnoDBエンジン 必須)
10.x 〜 14.x(PostgreSQL,pg_settingsテーブルへの参照権限 必須)

PHPとMySQL、もしくはPostgreSQLだけあれば動作します。バージョンについても現状のレンタルサーバーであればほぼ満たしていますが、SQLiteでの運用は開発用途向けとなっているため、MySQLは必須です。

Webサーバーについては公式ドキュメントではApacheとなっていますが、NginxやLitespeedでも動作します。

EC-CUBE用のレンタルサーバーを選ぶ際のポイント

  1. EC-CUBE簡単インストールの有無

    管理画面から一発でEC-CUBEをインストールできるか?

  2. 長期利用を含めた料金

    一般的なECサイト構築サービスよりも月額料金が安いか?

  3. プランアップグレードが可能か

    規模に合わせてアップグレードが可能か?

EC-CUBEはフリー版はダウンロードをしてFTPなどでサーバーにアップロードすれば使うことができますが、細かい設定などでつまづくことも考えられるため、「EC-CUBE簡単インストール機能」があるレンタルサーバーを使うのがベスト。レンタルサーバーの管理画面からクリックするだけでEC-CUBEの自社ECサイトを立ち上げられます。

コスト面で考えると、ECサイトは一度立ち上げたらそこで終了ではなく、24時間365日稼働させるもので、永続的にコストが発生します。そのため、長期利用が前提となるため、長期利用時の月額料金で比較しましょう。ECサイトは発送や商品管理、仕入れなど様々なコストが発生するため、サーバー運用コストはなるべく低く、限りなく0%に近くして、利益率を高めるのが重要です。

また、EC-CUBEはシステム要件こそ「PHPとデータベース」とそこまで高くないですが、データベース情報をリアルタイムで動的に出力するサイトと考えると、サーバーの処理能力は高いものが要求されます。ECサイトは商品数や注文数、ECサイトへのアクセスが増えるにつれてどんどん重くなっていくため、プランアップグレードが可能なサービスを使うのがベストです。

ベスト「EC-CUBE」レンタルサーバーはこれ!

バランス・コスパで選ぶならこのレンタルサーバー

バランスとコスパがベストXserver レンタルサーバー スタンダードプラン

公式サイト

Xserver レンタルサーバーのイメージ

公式サイト

キャンペーン

利用料金 最大30%OFF(有効期限:2024.5.1まで)

EC-CUBE簡単インストールの有無
長期利用を含めた料金
¥990
プランアップグレード

なぜこのプランがベスト?

EC-CUBEで自社ECサイトを構築・運用するレンタルサーバーで「バランスとコスパがベスト」なのは、エックスサーバーのスタンダードプラン。

特徴的なのは6コア・8GBのリソース保証。これだけのスペックがあればある程度の規模のECサイトでも高速っ表示が可能です。EC-CUBE簡単インストールもあり、プランアップグレードも契約期間途中でも差額を支払って可能。

メリット・デメリット

メリット
  • 6コア・8GBのリソース保証あり
  • 長期利用契約で1,000円を切る
  • プランアップグレードで長く使える
デメリット

ミニマムスタートならこのレンタルサーバー

バランスとコスパがベストロリポップ!レンタルサーバー ハイスピードプラン

公式サイト

ロリポップ!レンタルサーバーのイメージ

公式サイト

キャンペーン

契約期間延長!人気プラン全部スペックアップ記念キャンペーン(有効期限:2024.5.6まで)

EC-CUBE簡単インストールの有無
長期利用を含めた料金
¥550
プランアップグレード

なぜこのプランがベスト?

EC-CUBEで自社ECサイトを構築・運用するレンタルサーバーで「とにかく最初は低コストで始めたい」という方に最適なのが、ロリポップ!の人気プランであるハイスピードプラン。

EC-CUBE簡単インストールもあり、プランアップグレードも契約期間途中でも差額を支払って可能、しかも月額料金は長期利用契約なら500円台と低価格。

どれくらいの規模まで運営できるかは商品数やユーザー数にもよりますが、下手にVPSやクラウドでEC-CUBEサイトを構築するよりも、高速で低コストな運用が可能です。

メリット・デメリット

メリット
  • Litespeedサーバーで高速表示
  • 長期利用契約でワンコインのハイコスパ
  • 長期利用&ドメイン同時取得でドメインが無料
デメリット
  • 詳細なカスタムがしづらい

企業ユースにのスタートサーバーに最適なのはこのレンタルサーバー

企業ユースで始めるならベストさくらのレンタルサーバー スタンダードプラン

公式サイト

さくらのレンタルサーバーのイメージ

公式サイト

EC-CUBE簡単インストールの有無
長期利用を含めた料金
¥424
プランアップグレード
x

なぜこのプランがベスト?

経費処理の面で制限がある企業ユースの場合は、さくらのレンタルサーバーがベスト。様々な支払い方法に対応しており、コストも高くないため社内の稟議も通りやすいでしょう。

注意したいのはさくらのレンタルサーバーはプランアップグレードに非対応な点。プランを変更する際は、再度EC-CUBEサイトを新規でインストールしてデータを移行するという大作業が必要です。

メリット・デメリット

メリット
  • 口座引き落としなど豊富な支払い方法がある
  • 標準的なスペックで使いやすい
デメリット
  • 初期費用がある
  • 小規模ECサイト以外では運用は厳しい
  • プランアップグレードができない

ハイスペックサーバーに移転したいならこのレンタルサーバー

ハイスペックサーバーへの移転にベストXserver Business 仮想タイプ エントリープラン

公式サイト

Xserver Businessのイメージ

公式サイト

キャンペーン

全プラン対象 月額料金30%キャッシュバック(有効期限:2024.7.1まで)

EC-CUBE簡単インストールの有無
長期利用を含めた料金
¥19,800
プランアップグレード

なぜこのプランがベスト?

すでにEC-CUBEサイトを運用していて「動作が重くて、CVRや業務に影響が出ている」という方は、VPSと同じ仮想専用タイプの、Xserver Businessの仮想式エントリープランが最適。

仮想的に12コア・32GBを占有できるため、中規模のEC-CUBEや大規模アクセスにも十分に耐えることができます。しかも、法人用途のためにWAFなどのセキュリティ機能も豊富に搭載しているため、個人情報を扱うECサイトに最適です。

簡易インストールにも対応しているため、サーバー管理はほぼ不要。少しコストが上がってもいいから、とにかくハイスペックで高速表示をさせたい、EC運営業務に集中したいという方に最適です。

メリット・デメリット

メリット
  • 12コア・32GBの仮想占有タイプで高速表示が可能
  • WAFなど法人用途に最適なセキュリティ
  • プランアップグレードで長く使える
デメリット
  • 初期費用がやや高い

このガイドで紹介した共有レンタルサーバー

  • ヘテムルのイメージ

    ヘテムル

    GMO ペパボが運営する高性能レンタルサーバー・heteml(ヘテムル)。SSD容量500GB、ドメイン登録数無制限、月間転送量40TB、MySQL登録個数無制限以上と、とにかく大容量な共有レンタルサーバーです。

    もっと詳しく公式サイト

  • ロリポップ!レンタルサーバーのイメージ

    ロリポップ!レンタルサーバー

    低価格から中規模まで、幅広いニーズに対応できるロリポップ!レンタルサーバー。低価格で最低一ヶ月から利用できる柔軟な契約体系で、Webサイト運営に必要な機能が全て揃っています。

    もっと詳しく公式サイト

  • さくらのレンタルサーバーのイメージ

    さくらのレンタルサーバー

    レンタルサーバーの最大手・さくらインターネットが手がける共有レンタルサーバー。小規模から大規模までほぼ全てのWebサイトにマッチする充実したプランと、豊富な機能が特徴なサービスです。

    もっと詳しく公式サイト

  • Xserver Businessのイメージ

    Xserver Business

    国内人気レンタルサーバー事業者エックスサーバーの法人向けレンタルサーバーが「Xserver Business」。大規模なアクセスがある法人向けに、「共有型」「仮想専有型」「物理専有型」の3つのタイプを用意をした本格的なレンタルサーバーです。

    もっと詳しく公式サイト

  • Xserver レンタルサーバーのイメージ

    Xserver レンタルサーバー

    国内人気レンタルサーバー「Xserver レンタルサーバー」。サーバー・リソースを保証することで非常に高速な動作を実現しつつ低価格でコスパが高いことから人気です。

    もっと詳しく公式サイト