動画配信サイトに最適なレンタルサーバーの選び方まとめ
公開日: 2022.5.11
自分で動画ストリーミング再生や、動画配信をするのに最適なレンタルサーバーの選び方、選ぶ際の注意点をまとめました。
レンタルサーバーで動画配信をする際の注意点
レンタルサーバーで、Webページなどのテキスト情報がメインのサイトをホスティングする場合と、動画配信をする場合で大きく違うのは、
- ストレージ容量
- 転送量
の二つです。動画配信自体は特別マシンスペックが高いサーバーが必要ということはありません。容量の問題があると認識しておけば良いでしょう。
動画配信でレンタルサーバーを使う場合は、「ストレージと転送量が大きいレンタルサーバー」を使うのがポイントです。
動画配信をする際の容量の目安
動画配信のためのレンタルサーバーを選ぶ前に、まずはどれくらいの容量が必要かの目安を知っておきましょう。
動画ファイルであるmp4で配信する場合、1分で概ね10MBの容量を消費します。ここでは、仮に10分(100MB)の動画を配信した時の容量の目安を比較します。転送量は、各動画がストリーミングされるごとに増えていきますが、ここでは毎月100回フル再生されると想定します。
本数 | ストレージ容量 | 転送量 |
---|---|---|
10 | 1GB | 100GB |
100 | 10GB | 1TB |
300 | 30GB | 3TB |
500 | 50GB | 5TB |
よほど大きな動画配信サービスでない限り、ストレージ容量100GB、月間転送量1TBほどで足りることがわかります。ストレージについては、レンタルサーバーのスタンダードなプランは概ね100GB以上の容量があるので、問題ないでしょう。
問題は転送量ですが、人気サイトとなると、再生回数が毎月数万回などになることもありますが、動画がフル再生されることは稀で、ストリーミングの場合は概ね50%くらいのフル再生率になるはずなので、先程の試算の50倍ほど、転送量にして300TBくらいあれば安定運用できると思って良いでしょう。
ストレージと転送量が大きいレンタルサーバー
ロリポップ!レンタルサーバー
月間転送量が無制限に設定されている格安レンタルサーバー。一番安いエコノミープランなら月額99円からレンタルできて、ストレージは70GBと十分。お試しで動画配信サイトを作成してみるのにも最適です。
低価格から中規模まで、幅広いニーズに対応できるロリポップ!レンタルサーバー。低価格で最低一ヶ月から利用できる柔軟な契約体系で、Webサイト運営に必要な機能が全て揃っています。
なお、月間転送量が無制限となっていますが、あまり転送量が多いと制限がされる可能性があります。
コアサーバー
こちらも月間転送量が無制限に設定されている格安レンタルサーバー。月額料金はやや高めですが、初期費用が無料でドメインやMySQLも無制限のプランがあるのなど使い道が広く、一度契約したら長く使えるレンタルサーバーです。
レンタルサーバー入門から大規模サイトまで守備範囲の広い共有レンタルサーバー。初期費用無料と導入コストを下げつつ、転送量や登録ドメイン数が無制限など、他のレンタルサーバーでは物足りないというユーザーにもマッチしたサービスになっています。
こちらも、あまり転送量が多いと制限がされる可能性があります。
スターサーバー
月間転送量が6TB以上で、月額料金も139円からと格安なスターサーバーは、動画配信としてもコスパが高いレンタルサーバーです。
ConoHa Wing
ハイスペックなレンタルサーバーとして人気なのがConoHa Wing。月額料金は高めになってしまいますが、月間転送量が27TB以上で、ストレージも300GB以上と、ある程度の規模の動画配信サービスでも対応できる容量になっています。
また、Conoha Wingは「好きな時にプランのアップ・ダウングレード、サーバー追加・停止ができる」のも魅力。本腰で動画配信サービスを作りたい方に最適です。
人気VPSサービス「Conoha VPS」から登場した共有レンタルサーバーサービス。これまでの共有レンタルサーバーの常識を覆す、「時間単位レンタル」や「vCPU・メモリのリザーブド」など、他の共有レンタルサーバーにはないサービスが特徴です。
どのレンタルサーバーが動画配信に良い?
小規模ならスターサーバーがオススメ
仲間内や大きくない規模で動画配信を行いたいなら、エントリーからミドルプランが充実しているスターサーバーがオススメ。プランアップグレードにも対応しているので、再生数が増えてきたとしてもプランアップグレードで対応ができます。
本格的な動画配信をするならConoHa Wing
月間数万再生などを目指す本格的な動画配信をするのであれば、ConoHa Wingがオススメ。再生回数が多い人気サイトとなると、ストリーミングの同時接続数が増えてレンタルサーバーへの負荷も増えてしまうので、リザーブドプランでスペックアップができるのが魅力です。
人気VPSサービス「Conoha VPS」から登場した共有レンタルサーバーサービス。これまでの共有レンタルサーバーの常識を覆す、「時間単位レンタル」や「vCPU・メモリのリザーブド」など、他の共有レンタルサーバーにはないサービスが特徴です。
レンタルサーバーで動画配信をする際のポイント
動画のホスティングとしてYoutubeを使うのも手
独立した動画配信サービスを作ろうとしている場合は別ですが、単純にレンタルサーバーのサイトで動画配信がしたいというのであれば、動画をYoutubeにアップロードしてWebページ側でYoutubeの動画を埋め込むというのも手です。
Youtubeは世界最大の動画プラットフォームなので動画ストリーミングも安定していますし、容量や転送量の制限もありません。
ただ、広告表示やプラットフォームの縛りがある(規約違反などでバンされるなど)という意味では自由度はレンタルサーバーの方が高いでしょう。
センシティブな内容は規約違反になる場合も
レンタルサーバーは自由度が高いですが、それでもどんな動画でも配信して良いというわけではありません。例えば、アダルトコンテンツは明確に許可がない限りは基本的に配信NGですし、その他のコンテンツについてもレンタルサーバー側が不適切と判断したらアカウントが停止される可能性はあります。
その意味では、Youtubeなどの動画プラットフォームと同じようにコンテンツに対して配慮が必要です。
この記事で紹介したサーバーサービス
人気VPSサービス「Conoha VPS」から登場した共有レンタルサーバーサービス。これまでの共有レンタルサーバーの常識を覆す、「時間単位レンタル」や「vCPU・メモリのリザーブド」など、他の共有レンタルサーバーにはないサービスが特徴です。
低価格から中規模まで、幅広いニーズに対応できるロリポップ!レンタルサーバー。低価格で最低一ヶ月から利用できる柔軟な契約体系で、Webサイト運営に必要な機能が全て揃っています。
価格は記載がある場合を除き、すべて税込みです。
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