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日次と月次どっちがいい?サーバー転送量制限の考え方と選び方のポイント

公開日: 2019.11.12

VPSやレンタルサーバーに転送量に制限がされている場合、転送量をどのうように考えれば良いのか、転送量を考慮した上でのサーバーの選び方のポイントをまとめました。

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レンタルサーバーの転送量制限について

共有レンタルサーバーやVPSにおける転送量制限には、

  • 安定したパフォーマンスが得られる目安の場合
  • 実際に転送量に制限をかける場合

レンタルサーバーやVPSで転送量規定をしている場合は、前者の「安定したパフォーマンスが得られる目安」として設定していることがほとんどなので、今回は「推量する値」としての転送量制限をみていきます。

これらの数値は、あくまで推奨される数値なのですが、プロバイダー側が「あえて無制限ではなく推奨する値」として設定している部分なので、きちんと認識してサイト運営すべきでしょう。

また、制限方法はサーバーによって異なりますが、概ね下記の3パターンに分けられます。

  • (1) 1日ごとに制限をする場合
  • (2) 月間で転送量を定める場合
  • (3) 全く制限をしない

それぞれの特徴をみていきましょう。

日次転送量制限の特徴とポイント

日次制限の場合は、言葉の通り一日ごとの転送量目安なので、例えば、日次5GB転送量が安定運用の目安とされているサーバーで、数時間で10GBほどの転送量を使えば不安定になる確率は高くなります。

サーバーによっては「目安」としているだけで、制限値を大きく超えても安定して使えることもありますが、共有サーバーやVPSの場合は、回線に負荷をかけると他のユーザーに迷惑をかけることに繋がり、最悪利用停止になることもあるので要注意です。

月次転送量制限の特徴とポイント

レンタルサーバーやVPSにおける月次転送量制限は、「月間XXXGBまでだったらいくらでも高速ですよ」というスマホや格安SIMの「ギガ」的な制限ではなく、どちらからというと1PVから逆算した「月間転送量」を設定しているケースが多いような気がします。つまり、「月間50万PVくらいまで捌けるから、1PV=1MBとして月間転送量は50GB」的なやつです。

こういう場合、そのサーバーの月間転送量制限というのは、ほぼほぼ「一ヶ月に安定して捌けるPVの目安」なので、この数字が大きく不足するなと思ったら、そのサーバーの契約は見合わせる方が良いでしょう。

無制限の場合でも使いすぎには要注意

VPSなどの場合は、データ転送量に特別制限がされていないことが多いですが、転送量制限がないからと言って、非常識な転送量を使用しても問題ないというわけではありません。特に、専用サーバーでない限り、サーバーのリソースはCPUやメモリだけでなく回線も共有なので、他の同居ユーザーに迷惑をかけるのでなるべく避けましょう。

最悪、アカウント自体が凍結されたりもするので、あくまで一般的な使い方の範囲内ということを認識しておきましょう。


ここまで、サーバーの転送量制限についてみてきました。

「月間訪問数XX人まで」というような制限でない限り、転送量制限は意外とふわっとしています。

しかし、どれくらいの規模のサイトを終了できるのかという大事な目安でもあるので、しっかりとチェックしてから契約するようにしましょう。


価格は記載がある場合を除き、すべて税込みです。

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