共有レンタルサーバー

WordPressの代わりになる?CMSサービス「ロリポップ!スタジオ」を徹底検証

レンタルサーバー・ロリポップのオプションサービス「ロリポップ!スタジオ」をレビュー。WordPressの代わりになるのか、WordPressから乗り換える価値はあるのかを検証しました。

「ロリポップ!スタジオ」とは?

レンタルサーバーのロリポップのオプションサービスで、簡単にホームページが作成できるCMSサービスです。ロリポップ!レンタルサーバーのオプション扱いになるので、ロリポップ!レンタルサーバーの契約が必須になります。

サイトの作成から更新まで全てWebページで完結するので、初心者でも簡単にサイトが作成できるのがメリットです。

ロリポップ!スタジオとWordPressの違い

CMSといえばWordPressが一番人気。ここではロリポップ!スタジオとWordPressの違いを比較してみます。

項目 ロリポップ!スタジオ WordPress
料金 月額1,078円 無料
サーバー ロリポップ!レンタルサーバー 任意のサーバー
ページの生成 静的 動的
CMSデータ ロリポップ!スタジオが保存 データベースに保存
ページ表示速度 速い 普通
テーマ 無料 無料 or 有料
アクセス解析 独自解析ツール アドオンで追加
サイト作成数 無制限 設定で複数可能

大きな違いはサイトデータの表示方法と保存方法

ロリポップ!スタジオとWordPressの違いのうち、大きなところはサイトデータの表示方法と保存方法です。

WordPressではMySQLデータベースに保存した記事データなどをリアルタイムで動的に表示させますが、ロリポップ!スタジオではサイトの作成を行ったら、ロリポップ!スタジオがHTMLに出力して静的ファイルとして自動でサーバーにアップロードします。

サイトの表示方法は静的サイトの方が圧倒的に高速になるので、余計なスクリプトを走らせなければ、静的サイトであるロリポップ!スタジオで作成したサイトの方が高速表示が可能です。

また、データの保存方法も、WordPressが表示と保存を同じMySQLデーターベースで行っているのに対して、ロリポップ!スタジオはサービス側が保存してくれているのでバックアップの手間もなく、サイトデータを間違って消してしまうような不安もなし。

テーマの自由度はWordPressの方が上

CMSでサイトを作成するとなると、重要なのがテーマ。

ロリポップ!スタジオもWordPressもテーマを取り扱っていますが、サービス側が用意したテーマのみのロリポップ!スタジオに対して、世界中のクリエーターが作成した豊富なテーマが使えるWordPressの方がテーマの数や自由度は圧倒的に上です。

一方で、適用したテーマをカスタマイズする機能はロリポップ!スタジオの方が上。ページごとにかなり自由にレイアウトなどを変更できるので、WordPressテーマのように「ここがちょっと気に入らない」といったことが少なくなります。

サイト作成数も地味に大きな違い

個人や企業のサイトなら一つあれば良いですが、多数のサイトを作成する場合は、WordPressにはやや難があります。

というのも、WordPressで複数のサイトを管理する場合は、

  1. それぞれのサイトにWordPressをインストールする
  2. ネットワーク機能で一つのWordPressで管理する

という二つの方法がありますが、(1)の場合は管理が手間になりますし、(2)の場合はサイト数が増えるとデータベースが重くなり、どこかで不具合が起こると全てのサイトに影響が出ます。

一方で、ロリポップ!スタジオはサイト作成とデータ保存をロリポップ側で行っているので、いくつサイトを作成してもサイト側が重くなることも、管理が手間になることもありません。

ロリポップスタジオを使うメリット

エコノミープランとセットで使うとコスパが高い

ここまで見てきてメリットが多いロリポップスタジオですが、最大のデメリットは決して安くはない月額1,078円という月額料金です。

月額1,000円以上を出すとなるとレンタルサーバーではミドルクラスのサーバーになるので、その費用を出す価値があるのか?というのが判断基準になるでしょう。

一方で、ロリポップスタジオを使う場合、静的サイトのホスティングになるので最安値のエコノミープランで問題ありません。エコノミープランは最安値で月額99円なので、ロリポップスタジオと合わせて1,200円くらいで高速サイトが手に入ると考えたら高すぎることはないでしょう。

複数サイト運営で上位プランを契約しているユーザーは経費削減にも

また、複数のサイトのWordPressで運用していて、記事の管理やサーバーの負荷で悩んでいる方も、ロリポップスタジオに乗り換えることで、サーバー込み1,200円ほどでサーバー管理の煩雑さから開放されるというメリットがあります。

WordPressで複数のサイトを運営する場合、必然的にサーバーのプランも上位プランを選ぶ必要が出てくるので、月額1,200円以上のレンタルサーバーで運営している方は、サーバー経費の削減になる可能性もあります。

ロリポップスタジオを使う際の注意点

移転する際には注意が必要

ロリポップスタジオで作成したサイトは、ロリポップのサーバーにアップロードされるので、サイトデータを他のレンタルサーバーで使うことは可能ですが、サイトの管理データはロリポップ独自のものなので、他のCMSへ移行はできないと思っておいた方が良いでしょう。

一度作って放置するような場合は良いですが、更新をし続ける限りはロリポップスタジオを契約し続けるつもりでいた方が良いと言えます。

動的なサービスを使うのには不向き

ロリポップスタジオは静的サイトの管理・生成サービスなので、サイト内検索などの動的なページが必要なサービスを行うには不向きです。

特に、将来的にECサイトと連携したい場合などは、はじめから動的にデータを保持できるサイト運営をした方が良いでしょう。


ロリポップスタジオについて見てきました。

WordPressのテーマ購入費用や学習コストを考えたら、未学習である程度のデザインのサイトを高速ホスティングできるロリポップスタジオのメリットはあると言えます。

一方で、デメリットや注意点もあるので、まずは無料お試しで何かのサイトを作ってみて、問題なかったら契約するというのがベストでしょう。

ロリポップ!


価格は記載がある場合を除き、すべて税込みです。

この記事の関連キーワード

共有レンタルサーバーの記事