【2024年版】「vCPU・10コア」のVPSサービスを徹底比較!どれがベスト?
大規模サイトの運用も可能なスペックながら、月額1万円台からレンタル可能な10コアプランのVPS。2024年版の最新情報をもとに、コスト、性能、機能など、複数側面から評価し、ベストなサービス・プランを紹介します。
更新日: 2024.1.25公開日: 2023.10.6
目次
「vCPU・10コア」のVPS プラン一覧
本ガイドは、以下のサービスを比較・検証し、おすすめを作成しています。各プランの価格は、現在のキャンペーンやクーポンを適用する前の価格です。
- メモリは16GBだが単月契約で最安値
- クラウドに近い機能があり、ローカルネットワーク、ロードバランサーに対応
初期費用: ¥0
「vCPU・10コア」ってどんなスペック?
vCPU・10コアのプランは、VPSとしては上位グレードのプランです。性能的には、構成にもよりますが中〜大規模サイトなら高速表示を、月間100万UUクラスのサイトでも重いサイトでなければ安定運用できるレベルです。
10コアVPSをメインサーバーにして、VPSではラインナップがない「10コア + 10コア = 20コア」VPS構成で使うこともできますし、安めのプランと組み合わせて「6コア + 4コア = 10コア」などにすることも可能。
VPSのスペックは、CPUコア数とメモリ容量の組み合わせになりますが、vCPU・10コアというコア数をラインアップしているVPSサービスは意外と少なく、近いスペックのプランでは「12コア・32GBメモリ」というプランが一般的です。
そのため、10コアのVPSの選択肢が少ないため、同等価格の「12コア」プランも合わせて比較する必要があります。
「vCPU・10コア」のVPSの比較ポイント
- 単月契約の料金
このクラスになると、需要に合わせてプラン変更する可能性が高いため、料金はまず単月で考えるのがベスト
- メモリ容量
同じ10コアのVPSなら、メモリ容量が多い方が多くのリクエストを処理することが可能です
- プランのダウングレードの可否
オーバースペックと感じた時に、プランダウングレードが出来るとコスト削減が出来ます
10コアのVPSを使うケースを考えた場合、Webサーバーなどの負荷が変動する用途の場合は、数ヶ月でプランを変更する可能性もあるため、長期契約ではなく単月の月額料金で比較をするのがベスト。もし、長期的にスペック変更なしで使うことが確定的になったら、長期利用が安いサーバーに変更すると良いでしょう。
同じ10コアVPSでも、付与されるメモリ容量は16GB、32GBの二つの種類があるため、どれくらいメモリが必要かで選ぶプランも変わってきます。
また、10コアのVPSは単月契約の料金が1万円以上、高いサービスでは3万円近くするため、サーバー負荷を見てスペックダウンが出来るかどうかも重要なポイントです。
ベスト「vCPU・10コア」VPSサービス
価格・バランスでベストなVPS
価格・バランスがベストKAGOYAクラウド VPS 10コア/16GB/100GBプラン
なぜこのプランがベスト?
10コアVPSでの「単月利用で最安値」で、機能的にはクラウドに近く、「6コア・6GB」「8コア・8GB」の二つのプランにダウングレードが可能と、10コアVPSで最もバランスがよく、ファーストチョイスのプラン。
メモリ容量が16GBとやや少なく、長期利用割引がないというデメリットもありますが、同じ10コアのVPSプランで比較すると、長期利用を含めても、この「KAGOYAクラウド VPS 10コア/16GB/100GBプラン」が最安値となるため、メモリが16GBで良いならこれ以外の選択肢はないでしょう。
メリット・デメリット
- メリット
- メモリは16GBだが、単月契約で圧倒的最安値
- ローカルネットワーク・ロードバランサー(有料)に対応
- 二つ下のプランまでダウングレードが可能
- デメリット
- 長期利用割引がない
メモリ容量重視で選ぶならこのVPS
メモリ容量重視ならベストさくらのVPS 32GBプラン
なぜこのプランがベスト?
長期の運用実績があり、信頼性も高いさくらのVPSの10コア・32GBメモリプラン。
メモリが32GBと豊富に割り当てられている一方、価格が比較プラン中最も高いというのが最大のデメリット。また、32GBメモリのVPSで比較しても、そこまで安いというわけではないため、プラン比較をした上で、信頼性を優先するなら選びたいVPSです。
メリット・デメリット
- メリット
- メモリ量量が32GBと他プランの倍
- クラウドに近い拡張性がある
- デメリット
- プランダウングレードに非対応
ストレージ重視ならこのVPS
ストレージ重視ならベストお名前.com VPS 16GBプラン
なぜこのプランがベスト?
ドメイン登録事業者であるお名前.comが手がけるVPSサービスの最上位プラン。ストレージに強いVPSらしく、1TBという10コアクラスで最大級のストレージを搭載。自社クラウドストレージなどストレージを重視するならベストな10コアVPSです。
ただし、初期費用がかかる点、メモリが16GBしかない点は考慮すべきでしょう。
メリット・デメリット
- メリット
- ストレージが1TBと最大クラス
- デメリット
- 初期費用がかかる
- メモリが16GB
- プランダウングレードに非対応
このガイドで紹介したVPS
国内大手サーバーベンダーのカゴヤが手がけるVPSサーバー「KAGOYAクラウド VPS」。月額550円のハイコスパプランから12コアvCPUのハイスペックプランまであり、拡張性も高いことからライトユースから本格利用まで幅広く対応できます。
ドメイン登録サービス・お名前.comが運営するVPS。「ドメイン登録時に一緒に契約するVPS」というイメージがありますが、玄人好みの機能があったり、企業ユースに優しい支払い方法があったりと、実は使い勝手の良いVPSです。
vCPUコア数から選ぶ
VPSの性能指標の一つであるvCPUコア数は、サーバーにどれくらいの処理能力があるかを決めり、コア数ごとに使用用途も変わるため、最適なコア数を選ぶのが重要です。
- 1コア初めてのVPSに最適なVPSスペックが「1コア」。実際にVPSでwebサーバーなどを運用するというよりかは、とにかく安いので試しに使ってみるのに最適。
- 2コア中小規模のWebサイトなら安定運用が可能な、エントリークラスの実用的なスペックが2コア。価格も手頃でVPS初心者にも扱いやすいスペックです。
- 3コアVPSサービスの主戦場でもある人気のプランが3コア。単体で、複数台でと、いろんな使い方で高速サーバー運用が可能なスペックです。
- 4コア中規模以上のサイトを高速表示が可能な4コアのVPS。単体でも使いやすく、下位プラント組み合わせて複数台での運用も実用的です。
- 5コアVPSサービスでは採用されることが希少な5コア。ちょっと性能が欲しい時に最適ですが、コスパがあまり良くないというデメリットも。
- 6コア中規模以上のサイトでも安定して高速表示できる実用的なスペックが6コアのVPS。バッチサーバーや自社クラウドストレージなど用途も広がってきます。
- 8コア構成によっては大規模サイトの収容も視野に入るのが8コアのVPS。選び方、契約の仕方次第で月額1万円未満で利用できるのが魅力です。
- 10コア大規模サイトの運用も可能ながら、安いプランなら1万円台から利用可能な10コアのVPS。選択肢は少ないですが、規模の割にコスパが高めなスペックです。
メモリ容量から選ぶ
VPSのメモリ容量は、使い方によってはvCPUコア数よりも重要なスペックです。用途によって必要なメモリ容量が異なり、メモリ容量が大きいほどVPSサーバーが高速動作させることも可能になります。
- 1GBVPSスペックの最低条件が1GBメモリ。OSで半分くらいの容量を使ってしまうためギリギリですが、工夫次第でWebサーバーの運用も可能なスペックです。
- 2GBVPSのエントリープランのボリュームゾーンが2GBメモリ。これにvCPUコア数をどうするかで、価格や性能が変わってきます。
- 4GBVPSのエントリープランよりもやや多めのメモリが4GB。このクラスになると大抵のWebサイトは安定して高速表示が可能になります。
- 8GB大規模な処理でなければ大抵のことがストレスなく出来るのが8GBメモリのVPS。コストもそこまで高くなく、高い処理能力なのに比較的手軽にレンタル出来るのが特徴。
- 16GB構成によっては大規模なサイトの収容も可能な16GBメモリのVPS。月額1万円未満で運用することも可能で、クラウドと比較して圧倒的なコスパを誇ります。
- 32GB大規模サイトのホスティングも可能ながら、一般利用でも手が届く料金が魅力的な32GBメモリのVPS。各社のプランに特色があるため、使い方次第で最適なプランが変わってきます。
- 64GB業務用の大規模サービス用途にも使える64GBメモリのVPS。同じメモリ容量でもコア数や料金プランに各社の特色があるため、最適なプラン選びが重要です。
- 128GB単体VPSとしては最高スペックとなる128GBメモリのVPS。価格が高い最上プランとなるため、慎重にサービスやプランを選ぶ必要があります。