【2024年版】実用的なスペック!「vCPU・6コア」のVPSサービスを徹底比較!どれがベスト?
大体のWebサイトは高速表示が出来、多様な使い方が出来るのが6コアプランのVPS。2024年版の最新情報をもとに、コスト、性能、機能など、複数側面から評価し、ベストなサービス・プランを紹介します。
更新日: 2024.1.25公開日: 2023.9.26
目次
「vCPU・6コア」のVPS プラン一覧
本ガイドは、以下のサービスを比較・検証し、おすすめを作成しています。各プランの価格は、現在のキャンペーンやクーポンを適用する前の価格です。
「vCPU・6コア」ってどんなスペック?
vCPU・6コアのプランは、VPSとしてはミドルグレードのプランです。性能的には、構成にもよりますが中規模サイトなら高速表示を、月間100万UUクラスのサイトでも速度を求めなければ安定運用できるレベルです。
このクラスになるとサーバーにある程度の負荷をかけても安定動作が出来るため、オープンソースアプリケーションサーバーとして使う場合でも実用的ですし、バッチサーバーなど一時的な処理サーバーとして使う際にも使いやすいスペックです。
「vCPU・6コア」のVPSの比較ポイント
- 長期利用も含めた料金
長く使うことも多いため、長期利用割引も含めた最安値で探すとコスパが高くなります
- 時間課金の料金
短期間利用をするなら時間課金があるとプラス
- ローカルネットワークが可能か
低スペックVPSと複数台構成にすれば、プランアップグレードよりもコスト削減が可能
6コアのVPSは、Webサイトとして使うのであれば長期利用の料金が、短期利用をするなら単月料金や時間課金の有無が重要です。
このクラスになると単月契約の料金が高くなるため、長期利用をするか、長期利用をするならどれくらいの期間でどれくらいのコストになるかをまずは判断しましょう。
もし、バッチ処理などサーバーで作業をするためにレンタルするのであれば、常時起動させないケースも考えて時間課金の料金も重要。使わないときはスナップショットを撮って保存しておき、使う時だけスナップショットから復元してVPSインスタンスを追加するという使い方をすれば、「スナップショット月額課金 + 使った分の時間課金」で済むため、VPSコストを大幅に削減可能です。
また、6コアプランは次のアップグレードプランが8コアになり、料金が1万円近くなるケースもあるため、複数台構成で負荷分散をさせて運用させた方が、細かいアップグレードが可能になり、結果的にコストを削減できます。
ベスト「vCPU・6コア」VPSサービス
価格・バランスでベストなVPS
価格・バランスがベストConoHa VPS 8GBプラン
なぜこのプランがベスト?
独自の長期割引制度「まとめトク(旧VPS割引きっぷ)」で、キャンペーン時に36ヶ月の長期利用なら6コアのVPSをなんと2,000円未満、6ヶ月契約でも2,500円台でレンタル可能な、驚異的低価格なのがConoHa VPS。
機能的にも、ローカルネットワーク、ロードバランサー(有料課金)、ストレージ追加(有料課金)とクラウドに近い機能があるため、コスト削減のためにクラウドからの乗り換えにも最適。
OS・アプリケーションテンプレートも数十種類用意されているので、企業が自社用OSSサーバーとして単体で使うのもアリ。
ただし、時間課金については対応はしているものの、1時間あたり14.6円とやや割高。長期利用割引も考えると、短期利用をするというよりかは長期利用をするのに最適と言えます。
メリット・デメリット
- メリット
- キャンペーン時に長期利用契約で比較プラン中最安値
- ローカルネットワーク・ロードバランサー(有料)に対応
- デメリット
- 単月契約と時間課金はやや高め
単体構成のVPSで使うならこのVPS
単体構成のVPSならベストXServer VPS 8GBプラン
なぜこのプランがベスト?
XServer VPSの最大のメリットは、AMDの最新サーバーに収容しているため、競合VPSの最大4倍の処理能力がある点。同じ6コアのVPSでも4倍近い性能と考えると、競合VPSで言えば8コア・16GBプランや12コア・32GBプランに匹敵するほどの性能があるため、「単体VPSとして使うなら」コスパも最強です。
「単体として使うなら」という但し書きをしたのは、XServer VPSはローカルネットワークに対応していない点。次のプランは料金が倍以上になる16GBプランとなるため、成長中のWebサイトや今後拡張予定があるサーバーとして使うのであれば、その点を考慮しましょう。
また、時間課金に対応していないため、短期利用のVPSとしては不向きです。
メリット・デメリット
- メリット
- 最新のAMDサーバーに収容で、競合の4倍高速
- 価格は最安値ではないが、性能コスパで考えたらNo.1
- デメリット
- ローカルネットワークに非対応
短期間利用の価格で選ぶならこのVPS
短期間利用の価格がベストWebARENA Indigo 8GBプラン
なぜこのプランがベスト?
6コアのVPSを短期間試したい、もしくは短時間だけバッチ処理をさせたいという場合は、単月契約で最安値かつ時間課金制度があるWebARENA Indigoがベスト。
単月契約で比較すると、最安値ではないですが十分に安く、時間課金でも1時間あたり5.35円でレンタル可能。バッチ処理などをする場合は、使わない時はスナップショット保存をしておけば、維持コストを100円程度で抑えて、あとは使った時間だけ支払うという運用も可能。
ローカルネットワーク接続が出来なかったり、長期利用割引がないなどの競合VPSと比較してデメリットもありますが、使い方次第で、最も安く6コアのVPSを運用することが出来ます。
メリット・デメリット
- メリット
- 単月契約では比較プラン中で最安値
- 時間単位の課金でコストを削減可能
- デメリット
- ローカルネットワーク接続に非対応
- 長期利用割引がない
メモリ容量重視で選ぶならこのVPS
短期間利用の価格がベストWebARENA Indigo 16GBプラン
なぜこのプランがベスト?
処理能力は6コアで十分、だけどメモリを増やして処理数を増やしたいというのであれば、6コア・16GBプランがあるWebARENA Indigoがオススメ。16GBメモリの単月料金でも圧倒的最安値のプランです。
プランアップグレードに対応していないため、スナップショット撮影してVPSインスタンスを新規作成するという手間はありますが、6コアのVPSでメモリ不足を感じている場合、単月プランで6コアVPS最安値クラスの8GBプランからアップグレードすることで、手軽に短期間課金でメモリ増強の効果を測定できるというメリットもあります。
メリット・デメリット
- メリット
- メモリ量量が16GBと他プランの倍
- 時間単位の課金でコストを削減可能
- デメリット
- ローカルネットワーク接続に非対応
- 長期利用割引がない
「vCPU・6コア」のVPSのよくある質問
6コアのVPSで高速表示できるWordPressサイトの、想定月間アクセス数は?
6コアのVPSを使用して高速表示できるWordPressサイトの想定月間アクセス数は、軽量化・最適化したWordPressであれば、月間数十万程度のユニークな訪問者を捌くことができるでしょう。
ただし、一言にWordPressサイトと言ってもサイト構成やページの中身によってサーバーへの負荷は変わるため、CDNなどを利用したキャッシュ戦略や、トラフィックが集中する時間の対処など、最適化を行う必要があります。
6コアのVPSでWebサイトを運営する場合は、処理できる月間UU数はどれくらいですか?
6コアのVPSでWebサイトを運営する場合、処理できる月間のユニークユーザー数(UU数)は一般的なケースでおおよそ数十万UUまでと言えます。
ただし、Webサイトの構成や使用している技術的要素、トラフィックの負荷分布などによって異なるため、あくまで参考値として考えてください。
vCPU・6コアのVPS一台と、4コア + 2コア、もしくは3コア + 3コアの2台構成ならどちらが良い?
vCPU・6コアのVPSクラスの予算となると、VPSの選び方は複数の選択肢があります。
VPSサーバーをどのような使い方をするのかにもよりますが、複数アプリケーションを動作させるサーバーの場合、4コア + 2コア、3コア + 3コアなどの複数台構成にすることで、負荷状況に合わせて片方のVPSサーバーをアップグレードすることが出来、アップグレードコストの削減が見込めます。
一方で、複数台構成にすると、ローカルネットワーク接続だったとしても、どうしても遅延は起こってしまうため、速度を重要視するなら1台で構成したほうが良いケースもあります。また、平均サーバー負荷と、ピーク時負荷が極端に違う(極端に負荷が高くなる)場合は、複数台構成では負荷に耐えきれない場合もあります。
こうした点を踏まえて、自身の使い方に合わせて選ぶのが重要です。
このガイドで紹介したVPS
「時間料金」「豊富なテンプレート簡単立ち上げ」など、他社サービスに先行してVPSをより使いやすくしたVPSサービス「Conoha VPS」。登録アカウント数が55万人を突破し、名実共に国内VPSベンダーの中でも人気上位VPSとなっています。
サーバー管理ツール「Plesk」を搭載しサーバー管理がしやすいVPSサービス「クラウドVPS by GMO」。初期費用無料で、15日無料お試しが出来るなど、初めての方でも手軽にスタートできるVPSです。
国内大手サーバーベンダーのカゴヤが手がけるVPSサーバー「KAGOYAクラウド VPS」。月額550円のハイコスパプランから12コアvCPUのハイスペックプランまであり、拡張性も高いことからライトユースから本格利用まで幅広く対応できます。
ドメイン登録サービス・お名前.comが運営するVPS。「ドメイン登録時に一緒に契約するVPS」というイメージがありますが、玄人好みの機能があったり、企業ユースに優しい支払い方法があったりと、実は使い勝手の良いVPSです。
国内の大手サーバーベンダーであるNTTPCコミュニケーションズが手がけるVPSサービス。VPSサーバーとして必要な機能に絞り込むことで、国内最安値クラスの料金を実現しつつ、安定して使いやすいVPSサーバーになっています。
国内人気レンタルサーバー事業者エックスサーバーが手がけるVPSサービス「XServer VPS」。後発サービスならではの、豊富な機能とハイスペックなサーバーが魅力です。
vCPUコア数から選ぶ
VPSの性能指標の一つであるvCPUコア数は、サーバーにどれくらいの処理能力があるかを決めり、コア数ごとに使用用途も変わるため、最適なコア数を選ぶのが重要です。
- 1コア初めてのVPSに最適なVPSスペックが「1コア」。実際にVPSでwebサーバーなどを運用するというよりかは、とにかく安いので試しに使ってみるのに最適。
- 2コア中小規模のWebサイトなら安定運用が可能な、エントリークラスの実用的なスペックが2コア。価格も手頃でVPS初心者にも扱いやすいスペックです。
- 3コアVPSサービスの主戦場でもある人気のプランが3コア。単体で、複数台でと、いろんな使い方で高速サーバー運用が可能なスペックです。
- 4コア中規模以上のサイトを高速表示が可能な4コアのVPS。単体でも使いやすく、下位プラント組み合わせて複数台での運用も実用的です。
- 5コアVPSサービスでは採用されることが希少な5コア。ちょっと性能が欲しい時に最適ですが、コスパがあまり良くないというデメリットも。
- 6コア中規模以上のサイトでも安定して高速表示できる実用的なスペックが6コアのVPS。バッチサーバーや自社クラウドストレージなど用途も広がってきます。
- 8コア構成によっては大規模サイトの収容も視野に入るのが8コアのVPS。選び方、契約の仕方次第で月額1万円未満で利用できるのが魅力です。
- 10コア大規模サイトの運用も可能ながら、安いプランなら1万円台から利用可能な10コアのVPS。選択肢は少ないですが、規模の割にコスパが高めなスペックです。
メモリ容量から選ぶ
VPSのメモリ容量は、使い方によってはvCPUコア数よりも重要なスペックです。用途によって必要なメモリ容量が異なり、メモリ容量が大きいほどVPSサーバーが高速動作させることも可能になります。
- 1GBVPSスペックの最低条件が1GBメモリ。OSで半分くらいの容量を使ってしまうためギリギリですが、工夫次第でWebサーバーの運用も可能なスペックです。
- 2GBVPSのエントリープランのボリュームゾーンが2GBメモリ。これにvCPUコア数をどうするかで、価格や性能が変わってきます。
- 4GBVPSのエントリープランよりもやや多めのメモリが4GB。このクラスになると大抵のWebサイトは安定して高速表示が可能になります。
- 8GB大規模な処理でなければ大抵のことがストレスなく出来るのが8GBメモリのVPS。コストもそこまで高くなく、高い処理能力なのに比較的手軽にレンタル出来るのが特徴。
- 16GB構成によっては大規模なサイトの収容も可能な16GBメモリのVPS。月額1万円未満で運用することも可能で、クラウドと比較して圧倒的なコスパを誇ります。
- 32GB大規模サイトのホスティングも可能ながら、一般利用でも手が届く料金が魅力的な32GBメモリのVPS。各社のプランに特色があるため、使い方次第で最適なプランが変わってきます。
- 64GB業務用の大規模サービス用途にも使える64GBメモリのVPS。同じメモリ容量でもコア数や料金プランに各社の特色があるため、最適なプラン選びが重要です。
- 128GB単体VPSとしては最高スペックとなる128GBメモリのVPS。価格が高い最上プランとなるため、慎重にサービスやプランを選ぶ必要があります。