【2024年版】中規模以上サイトに最適!「vCPU・4コア」のVPSサービスを徹底比較!どれがベスト?
中規模以上のサイトを運営するのに最適なスペックである4コアvCPUプラン。メモリ容量が横並びな分、機能や使い方で選び方が変わるVPSスペックです。そこで、2024年版の最新情報をもとに、コスト、性能、機能など、複数側面から評価し、ベストなサービス・プランを紹介します。
更新日: 2024.1.25公開日: 2023.9.25
目次
「vCPU・4コア」のVPS プラン一覧
本ガイドは、以下のサービスを比較・検証し、おすすめを作成しています。各プランの価格は、現在のキャンペーンやクーポンを適用する前の価格です。
- キャンペーン時に長期利用契約で競合の最大で1/3ほどの圧倒的安さ
- クラウドに近い機能で、長期利用前提でも対処方法が豊富
初期費用: ¥0
- メモリが16GBと他社VPSの4倍以上
- 価格は4倍以上になっているためコスパは良くない
初期費用: ¥0
「vCPU・4コア」ってどんなスペック?
vCPU・4コアというのは、物理サーバーが搭載しているCPUのコア数のうち、契約するVPSに割り振られるコア数が「4つ」という意味です。
サーバーのCPU能力は「1コアあたりの処理能力 x コア数」で測られ、4コアというとPCでいえばエントリースペック程度のコア数ですが、収容しているサーバーのCPUが性能が高いことを考えると、4コアは十分に処理能力があると言えます。
どれくらいの処理能力かというと、4コアのVPSサーバーなら中規模以上のWebサイトを安定動作させることが可能なスペック。サイト構成にもよりますが、月間数百万UUを超えるようなサイトでなければ、十分なスペックです。
「vCPU・4コア」のVPSの比較ポイント
- 長期利用も含めた料金
長く使うことも多いため、長期利用割引も含めた最安値で探すとコスパが高くなります
- プランアップグレードの可否
使い方の変化に合わせてプランアップグレード出来る方が長期利用も可能でコスパが高くなります
- ローカルネットワーク接続の可否
複数台VPSをローカルネットワークで接続できると、低価格プランを複数台連携させてコスパが高くなります
本来であれば、VPSは「vCPUコア数」と「メモリ容量」の二つが一番大きな指標ですが、vCPU・4コアのVPSは、どのサービスもメモリは4GBで横並びとなっているため、メモリ容量で比較することは出来ません。
そうなると重要になるのは、「料金」と「機能」。
料金については、4コア・4GBのVPSなら1年、2年と長期的に使うことも多いため、長期利用割引も含めた料金が重要です。
また、多くのVPSサービスにおいて、4GBプランの次のプランが「料金が一気に上がる8GBプラン」であることを考えると、4コアプランのVPSと低価格プランVPをローカルネットワーク接続をして複数台構成に出来ると、コスト上昇を抑え、コスパが高まります。
ベスト「vCPU・4コア」VPSサービス
価格・バランスでベストなVPS
価格・バランスがベストConoHa VPS 4GBプラン
なぜこのプランがベスト?
独自の長期利用割引「まとめトク(旧VPS割引きっぷ)」を使うことで圧倒的な最安値を実現しているのがConoHa VPS。キャンペーン時に36ヶ月の長期利用契約で4コアプランが1,000円を切るという点でも驚きですが、6ヶ月と比較的短い期間の長期契約でも十分に安くなります。
6ヶ月であれば長期契約のリスクも小さくできるため、料金面で見たら「最強の4コアVPS」と言えます。
また、機能的にもクラウドに近く、ローカルネットワーク接続やロードバランサー(別料金)にも対応しており、「まとめトク(旧VPS割引きっぷ)」を適用していても差額を払えばアップグレードも可能。
4コアVPSならConoHa VPSを選ばない理由は見当たりません。
メリット・デメリット
- メリット
- キャンペーン時に長期利用契約競合を圧倒する低価格
- プランアップグレード、ローカルネットワーク両方に対応
- 機能的にクラウドに近い
- デメリット
- 単月契約はやや高め
性能とコスパから選ぶならこのVPS
性能とコスパがベストXServer VPS 4GBプラン
なぜこのプランがベスト?
VPSとしては後発となるエックスサーバーの「XServer VPS」の特徴は、収容サーバーの性能。
VPSサービスを収容している物理サーバーがAMDの最新サーバーとなっているため、競合VPSサービスの4倍の処理能力があるとされ(エックスサーバー調べ)、その点を考慮すると、実は8コア、10コアクラスの処理能力があります。
そうしたサーバーの実際の性能を考慮せずに、価格面だけで比較すると安くないように見えますが、実は性能面で見たら最安値なVPSです。つまり、性能から見たコスパは最高のVPSと言えます。
XServer VPSのデメリットはローカルネットワーク接続ができない点。複数台構成での運用が難しくなってしまうケースが出てくるため、サーバーを強化するには、プランアップグレードが必須。
XServer VPSでは4コアプランの次は「6コア・8GBメモリ」プランで、料金はほぼ倍の値段。それ以降のプランも「スペックが倍で、値段も倍」となっているので、「ちょっとだけスペックアップしたい」というユーザーにはやや選択肢が狭く感じてしまいます。
メリット・デメリット
- メリット
- 最新のAMDサーバー収容で競合の4倍高速
- 長期利用で十分に安い
- デメリット
- ローカルネットワークに非対応
短期間で使うならこのVPS
短期間の価格がベストWebARENA Indigo 4GBプラン
なぜこのプランがベスト?
機能を最小限にすることでコスパを高めたNTT WebARENAのVPSサービス「Indigo」の4コアプラン。エントリープランと比較すると月額料金の安さは目立ちませんが、短期間で使うことが出来るというのはメリットの一つ。
4コアVPSは、ちょっとしたバッチ処理で使ったり、4コアVPSの性能を知るために一時的にテスト使用をしたいことがありますが、Indigoであれば時間課金からスタートして、上限価格が月額料金というシステムになっているので、気軽に使うことが可能。
例えば、「バッチ処理の時だけ5時間だけ使う」ということも可能なため、常時軌道VPSが必要でないのであれば、実は料金をグッと下げて4コアVPSを使うことが出来ます。
メリット・デメリット
- メリット
- 初期費用無料、時間あたり2.55円
- デメリット
- ローカルネットワークに非対応
「vCPU・4コア」のVPSのよくある質問
vCPU・4コアのVPSでWebサイトを運営する場合は、処理できる月間UU数はどれくらいですか?
一般的に、vCPU・4コアのVPSで確実に処理できる月間UU数は、50,000〜100,000程度と言われます。vCPU・4コアのプランは、メモリ容量が4GB割り当てられるケースがほとんどで、中規模のWebサイトのメモリ容量としては十分です。
ただし、サイトのコンテンツ量やアクセスの集中度によって、処理できるUU数は大きく異なり、軽量な動的サイトなら月間10万UU以上を処理できますが、逆にデータベースを多用する動的なサイトでは月間10万UUクラスのサイトでは動作が重くなる可能性があります。
また、VPSでWebサイトを高速表示させるためには、アクセスピーク時間にVPS全体の負荷の80%ほどになるようにするのがベストなので、CPUやメモリの使用率をモニターして、負荷が高すぎると思ったら、負荷を軽減する改善や、一つ上のプランにアップグレードすることも検討しましょう。
vCPU・4コアのVPSで記事数100本のWordPressサイトを高速表示させることはできますか?
vCPU・4コアのVPSであれば、記事数100本のWordPressサイトを高速表示が可能です。ただし、WordPressはメモリ使用率が高いフレームワークなため、使用しているプラグインなどにもよりますが、高速表示ができるのは月間5〜10万UUくらいまででしょう。
それを超える規模のアクセスがあるWordPressサイトなら、一つ上の6コアプランを選んだ方が安全です。
このガイドで紹介したVPS
「時間料金」「豊富なテンプレート簡単立ち上げ」など、他社サービスに先行してVPSをより使いやすくしたVPSサービス「Conoha VPS」。登録アカウント数が55万人を突破し、名実共に国内VPSベンダーの中でも人気上位VPSとなっています。
サーバー管理ツール「Plesk」を搭載しサーバー管理がしやすいVPSサービス「クラウドVPS by GMO」。初期費用無料で、15日無料お試しが出来るなど、初めての方でも手軽にスタートできるVPSです。
国内大手サーバーベンダーのカゴヤが手がけるVPSサーバー「KAGOYAクラウド VPS」。月額550円のハイコスパプランから12コアvCPUのハイスペックプランまであり、拡張性も高いことからライトユースから本格利用まで幅広く対応できます。
ドメイン登録サービス・お名前.comが運営するVPS。「ドメイン登録時に一緒に契約するVPS」というイメージがありますが、玄人好みの機能があったり、企業ユースに優しい支払い方法があったりと、実は使い勝手の良いVPSです。
格安VPSサービスWebARENA Indigoの上位VPSサーバーサービスが「IndigoPro」。10Gbpsの国内最高速回線を採用するなど、ハイスペックなVPSになっています。
国内の大手サーバーベンダーであるNTTPCコミュニケーションズが手がけるVPSサービス。VPSサーバーとして必要な機能に絞り込むことで、国内最安値クラスの料金を実現しつつ、安定して使いやすいVPSサーバーになっています。
国内人気レンタルサーバー事業者エックスサーバーが手がけるVPSサービス「XServer VPS」。後発サービスならではの、豊富な機能とハイスペックなサーバーが魅力です。
vCPUコア数から選ぶ
VPSの性能指標の一つであるvCPUコア数は、サーバーにどれくらいの処理能力があるかを決めり、コア数ごとに使用用途も変わるため、最適なコア数を選ぶのが重要です。
- 1コア初めてのVPSに最適なVPSスペックが「1コア」。実際にVPSでwebサーバーなどを運用するというよりかは、とにかく安いので試しに使ってみるのに最適。
- 2コア中小規模のWebサイトなら安定運用が可能な、エントリークラスの実用的なスペックが2コア。価格も手頃でVPS初心者にも扱いやすいスペックです。
- 3コアVPSサービスの主戦場でもある人気のプランが3コア。単体で、複数台でと、いろんな使い方で高速サーバー運用が可能なスペックです。
- 4コア中規模以上のサイトを高速表示が可能な4コアのVPS。単体でも使いやすく、下位プラント組み合わせて複数台での運用も実用的です。
- 5コアVPSサービスでは採用されることが希少な5コア。ちょっと性能が欲しい時に最適ですが、コスパがあまり良くないというデメリットも。
- 6コア中規模以上のサイトでも安定して高速表示できる実用的なスペックが6コアのVPS。バッチサーバーや自社クラウドストレージなど用途も広がってきます。
- 8コア構成によっては大規模サイトの収容も視野に入るのが8コアのVPS。選び方、契約の仕方次第で月額1万円未満で利用できるのが魅力です。
- 10コア大規模サイトの運用も可能ながら、安いプランなら1万円台から利用可能な10コアのVPS。選択肢は少ないですが、規模の割にコスパが高めなスペックです。
メモリ容量から選ぶ
VPSのメモリ容量は、使い方によってはvCPUコア数よりも重要なスペックです。用途によって必要なメモリ容量が異なり、メモリ容量が大きいほどVPSサーバーが高速動作させることも可能になります。
- 1GBVPSスペックの最低条件が1GBメモリ。OSで半分くらいの容量を使ってしまうためギリギリですが、工夫次第でWebサーバーの運用も可能なスペックです。
- 2GBVPSのエントリープランのボリュームゾーンが2GBメモリ。これにvCPUコア数をどうするかで、価格や性能が変わってきます。
- 4GBVPSのエントリープランよりもやや多めのメモリが4GB。このクラスになると大抵のWebサイトは安定して高速表示が可能になります。
- 8GB大規模な処理でなければ大抵のことがストレスなく出来るのが8GBメモリのVPS。コストもそこまで高くなく、高い処理能力なのに比較的手軽にレンタル出来るのが特徴。
- 16GB構成によっては大規模なサイトの収容も可能な16GBメモリのVPS。月額1万円未満で運用することも可能で、クラウドと比較して圧倒的なコスパを誇ります。
- 32GB大規模サイトのホスティングも可能ながら、一般利用でも手が届く料金が魅力的な32GBメモリのVPS。各社のプランに特色があるため、使い方次第で最適なプランが変わってきます。
- 64GB業務用の大規模サービス用途にも使える64GBメモリのVPS。同じメモリ容量でもコア数や料金プランに各社の特色があるため、最適なプラン選びが重要です。
- 128GB単体VPSとしては最高スペックとなる128GBメモリのVPS。価格が高い最上プランとなるため、慎重にサービスやプランを選ぶ必要があります。